サムスンの次の新製品は頭皮チェッカー?ハンズフリータイピングの開発も

サムスンのC-Labチームは、通常とは異なる実験的な方法で様々な問題の解決に取り組んでいます。
そんな彼らの最新の実験には、頭皮スキャナーとハンズフリータイピングが含まれているようです。
実験的な取り組みを行うサムスンのC-Labチーム
サムスンのC-Labは、従業員からの革新的なアイデアを奨励し育成する目的でつくられた、実験的なプロダクトの開発に取り組むプログラムです。
同社はそのC-Labでの今年の成果についてのプレリリースを発行しました。
頭皮チェッカーにより脱毛予防
その最も興味深い取り組みは、サムスンが頭皮チェッカーの開発に取り組んでいるということです。
老若男女問わず抜け毛に悩む人は大勢います。特に多くの男性は無縁というわけにはいかず、早めの予防が大事になってきます。
サムスンのC-Labが取り組んでいるBecomプロジェクトでは、その予防を助けるデバイスの開発に取り組んでいるようです。
プロジェクトのゴールは、頭皮チェッカーのデバイスを使い頭皮をスキャンし、死んだ皮膚、毛穴の密度、およびその他の特性を調べ、AIが最適なソリューションを提案することです。
また、脱毛から回復しているかどうかの傾向も可視化することができるになっているようです。
新しいハンズフリータイピング
その他の成果で、最も実用的なものはSelfieTypeではないでしょうか。
SelfieTypeは、フロントカメラを活用した仮想キーボードです。まずは、下の画像を見てください。
フロントカメラから指の動きを分析し、QWERTYキーボードの入力に変換しています。
この新しいハンズフリータイピングは、テキスト入力するためにスマホを触る必要がなくなるため手が汚れている場合でも使えそうです。
さらに、SelfieTypeは追加のハードウェアを必要とせず、スマートフォン、タブレットなどのさまざまなデバイスにインストールできるようです。
これは、様々な場面での活用が考えられるため、最も実用的な実験プロジェクトと言えそうです。
その他のプロジェクト
その他にも、様々なプロジェクトに取り組んでいたようです。
例えば、Hylerと呼ばれるプロジェクトでは、アナログテキストをデジタル化するスマートな蛍光ペンです。
紙に書かれているテキストをHylerでなぞると、ハイライトされた文字をモバイルデバイスに転送することができます。
また、「検索モード」を使用すると、Hylerにリンクされているデバイスから、ハイライトされたワードの辞書や検索エンジンの結果をユーザーに表示します。分からない英単語などのチェックが簡単になります。
そして、人工太陽光を生成する窓型の照明装置や、紫外線を記録する新しいセンサーの開発にも取り組んでいたようです。
ただし、これらは全て実験的な取り組みなため、どこまで実現するかは定かではありません。