アメリカは、イギリスの5G事業へファーウェイが参入することに対して警戒感を示す

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by しんや

アメリカのオブライエン大統領補佐官はファーウェイの5G事業参入の可否を巡りイギリスに対して警告をしました。

アメリカの国家安全保障を担当する同氏は英紙のインタビュー内で、ファーウェイ導入は中国がイギリスに対してスパイ活動を行う足掛かりになると説明しました。

米大統領補佐官が英紙上でHuaweiのリスクを警告

昨日、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が公開したインタビューの中で、オブライエン氏は中国のファーウェイ(Huawei)を5G通信ネットワークに入れることのリスクについて警告しました。

「かれらは、(英情報機関)MI6やMI5の情報など英国の最高機密を盗むつもりだ」

さらに、日本や欧州を含む複数の国がアメリカの主張に賛同している現状を示し、ファーウェイ参入がもたらすリスクについて真剣に考えるべきだとしました。

イギリスはファーウェイの導入を一部認める方針

イギリスは今年の4月にメイ首相からジョンソン首相へと政権が交代したあともファーウェイの参入を認める方針を継続することが判明しています。

そのため、現在もイギリスは、限定的とはいえ、ファーウェイの参入を認める方向で進んでいると思われます。

これについてもオブライエン氏は「英国がファーウェイ参入を一種の商業的判断とみていることは、われわれにとって幾分衝撃だ」とインタビューで述べています。

さらに同氏は「5Gは国家の安全保障に関わる決定だ」と説明し、慎重な判断を促しました。

ファーウェイの締め出しは各国でも

そもそもの始まりは、ファーウェイは中国政府が情報を抜き取るために5G機器にバックドアを仕込むのではないかという懸念が上がったことです。

トランプ政権は、5月にも国家安全保障上の懸念などを理由にファーウェイとの貿易をブラックリストに追加するなど締め出しを強めています。

これに追従するように、日本や欧州の国の一部でも、ファーウェイの5G事業参入に反対する動きが見られており、各国での締め出しが強まっています。

この流れに逆らうようにファーウェイを受け入れる姿勢のイギリスでしたが、アメリカとしては同盟国にスパイ工作の可能性がある機器を導入されるわけにはいかないため、今後も表と裏の両側から圧力をかけていくと予想されます。

参考:ロイター

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