iPhoneの電磁波は人体に危険?再調査の結果が公開

今年の8月に、シカゴ・トリビューンによって実施されたテストでは、iPhoneが人体に悪影響を与えるレベルの電波を出していると発表され話題になりました。
その後、Appleは調査手段に誤りがあると主張し再調査を要求していましたが、その結果が出たようです。
アメリカの連邦通信委員会が介入し調査へ
シカゴ・トリビューンは、連邦通信委員会(FCC)のガイドラインに従って、AppleのiPhoneやサムスンのギャラクシーを含むいくつかのスマートフォンをテストしました。
その結果、AppleのiPhoneの一部がFCCのガイドラインに違反していることを発見した報告しました。
Appleは当時、その結果に異議を唱え「テストのセットアップはiPhoneモデルを評価するために必要な手順に従っていないためテスト結果が不正確だった」と反論しました。
アメリカの連邦通信委員会が介入し再調査へ
その後、FCCが介入して、より多くのテストを行っていたようですが、その結果「iPhone 7 から法規制を超える強度の電磁波は観測されなかった」と結論づけられたようです。
JUST IN: The FCC says recent tests of mobile devices like the iPhone and Galaxy didn’t violate agency rules on maximum radiofrequency exposure levels.
— QuickTake by Bloomberg (@QuickTake) December 19, 2019
An Aug. 21 Chicago Tribune report claimed that its own testing found excess levels of radiofrequency levels in these devices pic.twitter.com/caLNxXgkDw
訳:iPhoneやGalaxyなどのモバイルデバイスに関する最新のテストでは、最大の電磁波ばく露レベルに関する政府機関の規程に違反しなかったとFCCは述べています。
8月21日のシカゴトリビューンのレポートによる独自のテストで、これらのデバイスの電磁波が過剰に検出されたと主張していました。
テストは市場に出回っている一般的な端末を用いて行われており、FCCが指定したルールで行われました。
その結果、テスト対象となった全ての端末が政府の定める基準に準拠していると報告され、シカゴ・トリビューンが報告したような規則違反の証拠は確認されなかったということです。
つまり、Appleの調査に対する異議が全面的に認められた形となりました。
まとめ
これについてはAppleを相手取った訴訟が起こるなど、問題の広がりを見せていました。
しかし、このテスト結果が訴訟においてAppleへどの程度有利に働くかは不明ですが、これを機に問題自体は収束へ向かっていくと予想されます。
この件について不安を覚えるユーザーもいたと思いますが、とりあえずは一安心と言えそうです。