Apple Glassは早くても2022年?各サプライヤーがスマートグラス向け製品開発

投稿日:

by メカ村

スマホに変わる次世代デバイスになると噂されているスマートグラス、実際各社が多数の商品をリリースしていますが気軽に購入できるような金額ではない上に、アナリストらの予想に反してユーザーの関心はかなり低いものになっていますね。

Appleからも数年前からスマートグラスがリリースされると何度も言われているワケですが、仮に発売されるとしてもそれは最速で2022年かもしれません。

アナリストよりも有力なサプライヤーの発言

有名アナリストらは今年10月頃を皮切りに、2020年にはAppleからスマートグラス、いわゆるApple Glassが発売されるだろうと発表しています。

もう何年も前から「来年の10月に出る」とか「再来年の10月に出る」とか言われていて、ユーザー的にも「また言ってるよ」感は強いと思います。

実際Apple Glassが発売されていない以上、これまでに発売するとアナリストらに予言されたものは全て空振りに終わっているワケですが、ココに来てサプライヤー側からかなり有力な情報が引き出せたと話題になっています。

AppleのサプライヤーでもあるQualcommは先日、スマートグラス向けの5G対応プラットフォームSnapdragon XR2を発表し、その中で「スマートグラスは2022年か2023年まで一般市場にはならないだろう」と説明しました。

この背景には技術開発の難しさはもちろんですが、小さなボディにかなり高性能で大容量な小型バッテリーの搭載をしなくてはならず、この問題が解決しない限り小型化や母艦PCとの完全分離などはかなり難しいと考えられています。

しかし同じくAppleのサプライヤーであるTSMCが、スマートグラスに電力を供給する高性能5nmプロセッサを開発中との情報があり、以前よりかなりApple Glassの登場が現実味を帯びてきました。

部品提供側であるQualcommが「2022年か2023年まで」と発表し、同サプライヤーであるTSMCが高性能5nmプロセッサを開発中という事ですから、Qualcomm製の5GプラットフォームとTSMCの高性能5nmプロセッサを搭載したApple Glassが2022年以降に登場する可能性はかなり高いと考えられます。

もちろん登場しても価格や性能などで一般に受け入れられるかかなり疑問の残る商品ではあるのですが、長年Appleファンによって噂されている商品ですからリリースされれば完売商品になるのはほぼほぼ間違いないのではないでしょうか?

まとめ

噂の原因やアナリストらの予想の根底にはAppleが何度も取得しているスマートグラス系特許があり、Appleが10年ほど前からこうした技術開発を行っている事を考えるとそろそろ出てきても良い気がしますね。

Qualcommの「2022年か2023年まで一般市場にはならない」が正しいのか、アナリストらの「2020年にApple Glass」が出るという予想が正しいのか、かなり注目が集まっているようです。

参考:Patently Apple

関連記事