iPhone 11を手にいれるために姪を人身売買した女を逮捕

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by メカ村

iPhoneを巡って、とても悲しい事件が発生していました。

11月3日、iPhone 11と現金を目的に自分の姪である2歳の女の子を人身売買したとして、42歳の女が緊急逮捕されました。

あまりにも利己的で非人道的

ベトナム南部のアンザン省で11月3日、自分の兄弟の娘である2歳の姪をSNSで知り合った29歳の男性に人身売買したとして、タイ・ティ・ビック・ハン容疑者が緊急逮捕されました。

ハン容疑者は姪と引き換えにiPhone 11と150万ドン(約7,078円)を男性から入手していた事がわかっています。

ココだけ見ると買い取った男性にも罪がありそうですが、そもそも男性はハン容疑者に「孫と養子縁組しないか」と持ちかけられていたそうで、この取引が違法な人身売買であるとは知らず、iPhoneと現金については寄付のつもりだったそうです。

ハン容疑者は姪について、「母親がギャンブル依存症、父親がHIV感染者で育児放棄されている孫」とし、養子縁組を持ちかけても問題ないような嘘の家庭環境を説明していたようです。

iPhone 11はベトナムで2,199万ドン(約10万円)〜2,599万ドン(約12万円)で販売されており、ハン容疑者は姪を10数万円のために売り渡した事になります。

犯行は10月31日に行われ、ハン容疑者は自分の母親に「姪は自分の部屋で遊ばせている」と説明、翌日になっても孫を連れ帰ってこない事を不振に思ったハン容疑者の母親が警察に通報し、人身売買されていた事が明らかとなりました。

警察の迅速な捜査もあって11月3日に売り渡されていた姪を男性宅で確保し、嘘の証言をしていたハン容疑者を姪の確保をもって緊急逮捕したそうです。

ハン容疑者がすぐにバレる嘘でたった10数万円のために兄弟の娘を売り渡したのか、今後の捜査で明らかにされていくでしょう。

まとめ

iPhoneでの悲しいニュースは最近多いですが、まさかiPhoneを得るために兄弟の娘を勝手に売りさばくという利己的で非人道的なこの犯行は、地元でも大きなニュースとして取り上げられています。

ベトナムでは年間1,000人以上の人身売買が発生しており、年間でおよそ半数が救出されているそうですが、大きな人身売買組織などもあり社会問題となっているそうです。

参考:WORLD OF BUZZ

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