写真家の時代は終わり!?世界的写真家が「妻のインスタの写真の方が綺麗」発言

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by メカ村

今のスマホにはコンデジと同等かそれ以上の撮影能力をもったものも少なくなく、各種SNSには日々世界中のユーザーが様々な写真をアップロードする環境になりました。

そんな現代の写真事情を見て世界的写真家が、スマホで撮影されて写真を見て「素晴らしい」と評価しているようです。

誰もが綺麗な写真を撮れる時代

世界的な写真家と知られ、60年以上もプロの写真家として活動しているデビッド・ロイストン・ベイリー氏は先日、イギリスの最大手新聞社The Daily Telegraphのインタビューに応えました。

インタビューでベイリー氏は、写真を撮影するスマホユーザーを指して「彼らは私よりも優れています」と発言し、続けて「私の妻は私よりも素晴らしい写真をInstagramに上げています」と話しました。

ベイリー氏は1959年から写真家として活動しており、有名なところだと「ビートルズ」「ミック・ジャガー」「エルトン・ジョン」「ローリング・ストーンズ」「クイーン」などの写真を多数リリースしています。

当時の最前線を常に撮影し世に送り出し続け、2001年には王室から大英帝国勲章を贈られた写真界の巨匠が、スマホで撮影された写真を見て「彼らは私よりも優れています」と発言したのですから、大変な事でしょう。

またベイリー氏は「写真家の時代は終わった」とも話しており、それは悪い意味ではなく、誰もが素晴らしい写真を撮影できる時代になった事を歓迎する言葉だと考えられます。

高価なカメラ、写真をより綺麗に撮影する為の機材、様々な写真技術を必要としない自由な撮影を可能とするスマホは、ベイリー氏を納得させるに十分だったのでしょう。

十数年前、綺麗な写真を撮影するには非常に高価なカメラが必要で、カメラマンにお願いして記念撮影をする事が当たり前でしたが、スマホのカメラでもそれが実現できるようになってきています。

これにともなってスマホの端末価格は上昇傾向にあるのですが、我々は恵まれた時代に生まれてきたと言えるのではないでしょうか。

まとめ

もちろんプロのカメラマンからしたら、我々がスマホで撮影した写真は技術が伴っておらず、質もプロの機材に比べれば良いものではないかも知れませんが、誰かを感動させるには十分なポテンシャルが秘められていると思います。

スマホが一眼レフとかを超える時代はまだまだ先かやってこない可能性もありますが、いつでも手軽に撮影できるスマホだからこそ撮影できるものも多いでしょう。

参考:mail online

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