ファーウェイとZTEの機器、アメリカ連邦通信委員会によって購入を禁止される

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by maruuo

米国の連邦通信委員会はUniversal Service Fund(USF)と呼ばれる通信に関わるファンドから拠出される資金において、ファーウェイとZTEの機器購入を禁止することを全会一致で投票され決定しました。

その理由としてFCCの会長は「中国の共産党政府と軍事機器と密接な関係がある。ファーウェイとZTEは、中国の法律の対象となり、国の諜報機関からの要求に協力し、それらの要求を秘密に保つことを広く義務付けています。両社は、知的財産の窃盗、贈収賄、腐敗などの行為に従事しています。」と述べています。

また同氏は「ルーターやスイッチおよびその他のネットワーク機器のネットワークへの”バックドア”を隠すことでウイルスやその他のマルウェアを注入したり、アメリカ人の個人データを盗んだり、米国企業をスパイしたりできるようになる。」と警告していました。

Universal Service Fund(USF)はアメリカの農村地帯での通信インフラを普及させるプロジェクトや学校や図書館向けのインフラ提供を含む基金で年間85億ドル(約9300億円)もの金額を拠出しています。

ジェシカ・ローゼンウォルセル民主党委員は「Universal Service Fund(USF)だけでなく、全てのネットワークプロバイダーを対象にすべきだ。」としており、この動きがアメリカで加速的に広がる可能性があります。


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