最近の性犯罪はAppleにも原因がある?アプリレビューを全く監視していない事が発覚

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by メカ村

いつの時代も性犯罪は発生し、特にインターネットが普及した現代では未成年が性犯罪に巻き込まれる例も少なくなく、世界中で重大な問題として取り上げられていますね。

そんな児童の性犯罪について、Appleにも原因があるのではないか?とアメリカの有名新聞社が記事をリリースしています。

Appleはアプリレビューを一切見ない

アメリカで発行され世界中で閲覧されているThe Washington Postは昨日、Appleの言うApp Storeの安全について疑問を投げかける記事をリリースしました。

この記事はハッキングやプライバシーといった問題についてではなく、いわゆる性犯罪、特に未成年が被害に遭っているものについて取り上げています。

同社は無料アプリランキング(US)のTOP100に上がっている6つのランダムチャットアプリを調べ、13万件に及ぶレビューをAIで判別し1,500件以上の性的で不快なレビューがある事を見つけ出しました。

もしAppleがこうしたレビューを確認しているなら、これらのアプリには何らかの制裁や制限が与えられても不思議ではない苦情が書かれており、ユーザーレビューが単純にユーザーがダウンロードするか否かの判断材料でしかない状態となっています。

こうした点に加え、これらのアプリの対象年齢が12歳以上で設定されているので、12歳以上の児童がランキングを見てアプリをダウンロードし性犯罪に巻き込まれている事も危惧しています。

そもそもAppleはアダルトコンテンツを禁止し、それに類するものの過激ではないものについては18歳以上のレーティングを設けるワケですが、誰とマッチングしどんな内容のやりとりが行われるか不透明なビデオチャットアプリが12歳以上なら使えてしまう、というのは問題と言えるでしょう。

もしAppleが少しでもユーザーレビューを監視していたなら、こうした未成年が犠牲となるアプリをランキング上位に上げたり、ストアに出す事自体を防げていた可能性が高いですね。

これらの問題をAppleの責任だと言い切るのは間違っていますが、ストアを管理する存在として何かしらの対策などを講じる義務はAppleにある、と言えるでしょう。

まとめ

他のスマホやアプリストアに比べセキュリティ強度やプライバシー保護に優れているとはいえ、未成年の性犯罪に何の手立てもない状態というのはお世辞にも安全とは言い難いですね。

Apple側は今のところコメントなどしていないようですが、ネット上でも注目され始めているニュースだけに静観はしていられないと思います。

参考:9TO5Mac

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