GoogleのクラウドゲームStadiaの実力は?MacBookでのプレイレビュー公開

現地時間の11月19日より発売したGoogle発の完全クラウドゲームシステム「Stadia」、既存のクラウドゲームシステムと異なりゲームそのものを自社サーバーで動かすという発想は、巨大IT企業であるGoogleだからこそ実現したアイディアでしょう。
日本ではまだリリースされていないのですが、アメリカとヨーロッパの一部で公開されており、様々なプレイレビューがアップロードされはじめています。
気になるのは回線速度だけ
Apple系レビューでお馴染みのMacRumorsは昨日、Google Stadiaのプレイレビューを動画とともにリリースしました。
プレイ環境はStadiaの専用コントローラー、残念ながらまだiPhoneやiPadに対応していないので、11月13日に発売されたばかりのMacbook Pro 16インチで行われています。
ゲームの処理をすべてGoogle側の巨大サーバーで行われているだけあって、プレイ画面は鮮やかで美しく、ある程度の通信速度を保てればかなり綺麗な表示でのプレイが可能なようです。
逆に通信速度が遅いと処理落ちなどは少ないものの極端に画質などが落ちるようで、なるべくイーサネット接続できるデバイス(PCやTVなど)をディスプレイにする事が推奨されています。
ゲームを始めるまでのユーザー登録もかなりスムーズなようで、Google ChromeからStadiaのHPにアクセスし、Google アカウントでログインして月額契約を結ぶだけですぐに遊べるようになるそうです。
ゲームの質についても概ね好評なのですが、基本的に移植作品が多いため操作系のバグがいくつか確認されており、例えばNBA 2K20では専用コントローラーの特定のボタンに反応せず、一部動作が行えないといったものが確認されています。
このあたりのバグについては順次開発側で修正されるでしょうし、今のところゲームの根幹に関わるような致命的なバグなどは見つかっていないようです。
高価なゲーム機が必要なく、ディスプレイとコントローラーとネット環境さえあればPS4 PROと同等かそれ以上のクオリティが体験できるというのは、今後他のコンシューマゲームとの差別化や競争で大きく影響してくる気がします。
まとめ
色々いじってStadiaをどうにかプレイできないか試してみたのですが、発売国のインターネットIPアドレスでないと全部弾く仕様のようで、専門知識がないのでプレイする事はできませんでした…。
Stadiaの日本語ホームページでは、日本対応の際にメールでお知らせしてくれるフォームも用意してあるので、気になる人は登録しておくと良いでしょう。