Appleのヘッドフォンはボタンなし?イヤーカップにタッチセンサー搭載の特許取得

AirPodsをリリースし完全ワイヤレスイヤホン業界をほぼほぼ完全に掌握しているApple、最近ではカナル型でノイズキャンセリングも搭載したProも発売し、業界での地位を確実なものにしていますね。
そんなAppleには以前からヘッドフォンを開発しているとの話があるのですが、なんとそのヘッドフォンにはボタンが一切ついていない可能性が浮上してきました。
イヤーカップでタッチ操作
先日Appleが新たに取得した特許はヘッドフォンの操作に関する特許なのですが、この操作なかなかユニークで注目を集めています。
ヘッドフォンでタッチ操作に対応しているものは現在でも少なく、一番売れているであろうSONYのWH-1000XM3ではイヤーカップのハウジングをタップ・スワイプ・触れ続ける事で、様々な操作や特殊モードの使用を可能にしています。
しかし今回Appleが取得した特許では上記SONYのWH-1000XM3のような操作に加え、イヤーカップ外周部分にタッチセンサー操作を可能としており、外周部分を指でなぞったり、掴むように5本指でタッチしたまま回転させるような動作を受け付けるとの事。
5本指での操作時はマルチタッチによる指の位置関係の取得により、どちらの手でどのように掴んでいるかを確認し、ユーザー検知もできるそうです。
ユーザー検知があるという事は、おそらくiPhone側とペアリングした際にTouch IDのようにユーザー登録し、ユーザー以外の人間が無断で使用できないようにするような仕組みを搭載するのかも知れませんね。
また内部側にも耳の形状を感知するセンサーが設けられており、装着者の耳の形状に合わせた音声再生などが想定されいるようです。
他にもAppleは折り畳み機構やAirPodsのような充電器内蔵のキャリングケースの特許なども取得しており、もし実現するのであればかなりハイテクノロジーなヘッドフォンになりそうです。
この特許の提出自体は2016年なので、もしかしたら試作品などもすでに作られているかも知れませんね。
まとめ
すべてタッチ操作で完結するようなヘッドフォンで、さらにユーザー検知機能や音声制御機能もあるなら他の高級ヘッドフォンとは別ベクトルのブランディングができるのではないでしょうか?
音質自体にAppleのイヤホンは良い評価を受けていないので、参加にしたbeatsの技術提供などでぜひ完成度の高いヘッドフォンをリリースして欲しいですね。