タブレット市場は縮小するもiPadの販売台数は4%増加、AmazonのFireシリーズは141%増

Strategy Analyticsがタブレットの出荷台数についてのレポートを公開しました。
同レポートによると、タブレットの総出荷台数は前年比で4%減少し、前年比で販売台数を伸ばしたのはApple、Amazon、Lenovoのみでした。
どうやらiPad Proが思いのほか好調なようですよ。
タブレットの出荷台数ランキングに異変
こちらがタブレットの出荷台数をの表です。
Appleは2019年第三四半期に前年比4%増の1010万台のタブレットを販売しました。
タブレットの出荷台数(単位:100万台) |
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2019年 第三四半期 |
2018年 第三四半期 |
成長率/年 |
||
Apple |
10.1 |
9.7 |
4% |
|
Amazon |
5.3 |
2.2 |
141% |
|
Samsung |
5.0 |
5.3 |
-5% |
|
Huawei |
3.1 |
3.8 |
-18% |
|
Lenovo |
2.5 |
2.3 |
8% |
|
その他 |
12.1 |
16.4 |
-27% |
|
合計 |
38.2 |
39.7 |
-4% |
この成長に対して今年発売したiPad AirとiPad miniが販売台数に大きく貢献したのは間違いないでしょう。でもそれだけではないみたいですよ。
Appleの四半期財務収益の報告書によるとiPadによる収益は前年比8%増えたとされています。
つまり販売台数は4%増でありながら、収益が8%増えたということはiPad Proの売り上げがかなり良いと推測できます。
驚異的な成長率を見せるAmazon
何より驚異的なのはAmazonのFireタブレットでしょう。前年比でなんと141%も増加しており、販売台数はiPadの半分の530万台となっています。
急激な成長によってFireタブレットはタブレット市場で第二位の座に就くことができました。
さすがにこの成長率を維持するのは難しいとは思いますが、あと2-3年でFireタブレットがタブレット市場の王者となる可能性は充分にありそうですね。