Apple Glassは1種類じゃない?しかも瞳の動きで操作できるらしい特許取得

投稿日:

by メカ村

噂や特許はたくさん報告されているものの今だ姿を見せないAppleのARデバイス、俗にApple Glassなんて呼ばれていますが、スマホに代わる次世代デバイスと言われているものの一向に発売される気配がありませんね。

今回もそんなApple Glass関連特許についての情報なのですが、どうやらApple Glassは我々が思っている形状、操作方法ではない可能性を示唆する特許が取得されました。

瞳操作に対応したモデルも登場する?

今までに噂された情報などをまとめると、Apple Glassはメガネ型のデバイスでiPhoneの画面を映したり、メガネのつる部分にあるスペースでスマホのように操作するARデバイスと考えられていました。

しかし今回Appleが新たに取得した59個の特許の中にそれらを覆すような特許が発見され、注目を集めています。

今回取得された特許はApple Glassの操作方法に関するものだったのですが、なんとこの特許説明によるとApple Glassの操作は瞳の動きなどで行う事が可能となっている模様。

画像ではエクセルのようなスプレッドシートを操作する様子が表現されており、アイトラッカーと呼ばれる装置で瞳の動きを追跡し、それをApple Glassに表示されたAR表示域に反映しているようです。

手や口に不自由のある人が瞳の動きでタイピングする装置は以前から存在しているのですが、Apple Glassのような小さな機器に搭載するのはハードもソフトにもかなりの技術力が必要になるでしょう。

また特許画像ではApple Glassが3パターンのデバイスとして紹介されており、メガネのフレームに小型ディスプレイのみ搭載したもの、リークなどで見るメガネ型のデバイス、VRゴーグルタイプが描かれています。

今まではメガネ型のみリリースされると考えられApple Glassという名称で呼ばれていましたが、もしかしたらAppleはこの3タイプか他の形状のデバイスも同時にリリースするつもりなのかも知れませんね。

この特許の発明者にはエーベルハルト・シュミット氏という、2017年にAppleが買収したドイツのアイトラッキング開発企業SensoMotoric社の技術者がクレジットされており、2017年時点でAppleがアイトラッキングをデバイスに搭載する予定だった事も伺えます。

まとめ

Appleは他の特許で、iPhoneをゴーグル型の機器に収納するARデバイスの特許なども取得しており、あくまでメガネ型のApple GlassはApple ARデバイスの中の1つであり、シリーズとしていくつかのモデルと同時リリースするつもりなのかも知れません。

メガネ型で瞳の動きで操作可能というのはかなり近未来感があるのですが、このような最新鋭のARデバイスがいつリリースされるのか、本当にAppleから発売されるかは未だはっきりしていないのがもどかしいですね。

参考:Patently Apple

関連記事