展示品…じゃない!とある博物館で1986年製のApple PCが現役で使われていると判明

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by メカ村

1976年に創業し今や世界屈指のIT企業となったApple、その歴史は創業者である2人のスティーブが作ったApple Iからスタートし、iPodやiPhoneが登場するまでは独自規格のPC企業として頑張ってきました。

当時のPCはコレクターに収集されたり博物館に展示されたりと希少価値を見出されているのですが、なんと最近になって未だに現役のPCとして1986年製のApple PCが使用されている事が明らかになりました。

視聴覚制御に使用

このApple PCはロシアの南モスクワにあるレーニン博物館で確認されており、博物館の展示品ではなくあくまで博物館を運営する上で必要な機器として現在もスタッフが使用しているとの事。

PCは5〜10年持てば長寿な方で最近では数年サイクルレベルですから、33年前のPCが未だに現役として働き続けているというのは驚愕の一言に尽きるでしょう。

博物館で使用されているのは1986年に販売されていたApple IIGSで、Apple IIが1977年に発売された事を考えてもすでに型落ちであり、Appleがこの頃すでにApple IIIやMacintosh(Mac)を販売していた事から考えても、Apple IIが稼働している事はとても不思議な事実です。

この事実の裏には、当時のイギリス企業Electrosonic社が販売していた視聴覚制御ソフトウェアを博物館側が使いたいと考えていた事が大きな要因となっており、今もそのソフトウェアを使ってレーニン博物館の照明やプロジェクタを制御しているとの事。

そしてもっと不思議なのはこのApple IIGSを入手した時期で、1986年といえばアメリカと旧ソ連(ロシア)の冷戦真っ只中であり、例え自国の歴史的偉人のための博物館とはいえ、戦争中の敵国の製品を手にいれるというのは非常に困難だったはずです。

このApple IIGSを手にいれる為に博物館側はヨーロッパの経済団体と契約し、かなり面倒な手続きと入手経路を経てApple IIGSを手にいれるに至ったそうで、国にバレたら死罪もありうる中での極秘入手となったそうです。

ではこのApple IIGSを見る事ができるのか、という問題ですが、実は展示品として飾られている訳でもなく、他の展示品のための制御に使用されているため公開されていないので、訪れても稼働するApple IIGSを拝む事はできないそうです。

この奇跡を集めたようなApple IIGSは、今後も南モスクワのレーニン博物館で人々にレーニンについてのプレゼンテーションを来館者に届け続けるでしょう。

まとめ

命をかけてまで敵国の精密機器を手にいれるというのは、博物館に勤める方々の熱意なくしてはあり得なかったでしょうね。

このApple IIGSがあとどれくらい稼働できるかは定かではありませんが、33年も大事に使われてきているのでしょうから、我々が思っているよりもずっと長く稼働し続けるかも知れませんね。

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 au民は見ない方がいいかも。最終的に全然違うよ。

参考:iDROPNEWS

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