AppleはiPhone11の画面サイズについて嘘をついている?アメリカで集団訴訟に

AppleはiPhone11やiPhoneXが採用しているOLEDディスプレイの画面サイズについて嘘をついているとしてアメリカで集団訴訟になっています。
原告側の主張によると、Appleが5.8インチと主張している画面サイズは実際には5.7インチ弱しかないということです。
Appleはノッチや丸角による画面サイズの損失を考慮していないと主張
一つ目の申立書は去年の12月にカリフォルニア州の裁判所で提出されました。
その内容によると、AppleがiPhoneXから採用しているOLEDディスプレイの画面サイズは、ノッチがあり四隅が丸くなっていることで公式サイズの5.8インチよりも小さくなっているようです。

Appleの公式ページには5.8インチと記載
原告側はAppleのこうした誤った画面サイズの広告は詐欺行為に該当するとして訴えを起こしました。
また、AppleがiPhoneXを宣伝するときに使っていた「It’s all screen. (全てが画面)」という文言も実際はノッチなどがあり誇大広告であると主張しています。
担当する判事はこの主張について「正直、誰もそんなことについて気にしていないだろう」と懐疑的な姿勢ですが議論は行う方針です。
仮に原告側の主張を認めたとしても、0.1インチ程度しか変わらない画面サイズの大きさに誰がそこまで気にしているのだろうかという変わった裁判についてのお話でした。
他にもあるAppleに対する”珍”裁判
実はこのような変わった裁判は他にもあります。つい最近ですが、Appleを相手取り「自分が同性愛者になってしまったのはiPhoneのせいだ」としてロシアで提訴した男性がいます。
その男性は、iPhoneのアプリを通じてBitcoinを購入したはずが「GayCoin(ゲイコイン)」が送られてきたそうです。
そのGayCoinに添えられていた「試しもせずに決めつけてはいけない」というメッセージに動かされた男性は「果たして何かを試さないで判断できるのだろうか」と考えた結果、最終的に、同性の人と付き合うことになりました。
彼はこれらの事態がAppleの操作によって引き起こされたものであり、精神的苦痛を被っているとして100万ルーブル(約160万円)の損害賠償を求めているのです。
アメリカやカナダでは「レッドブルを飲んでも翼が生えない」として訴訟が行われていたりと”珍”裁判は様々な分野で見られますが、Appleも様々な”珍”裁判に苦しめられているようですね。