時代はデュアルディスプレイ?Microsoftが2つの新デバイス発表

昨年「2019年は折りたたみスマホ元年になる」なんて言われていましたが、今年ももう10月に入りそんな雰囲気は微塵も感じさせておらず、Galaxy Foldの件もあってユーザーが構造そのものに不信感を抱いていますね。
そんな中、Microsoftが2つの新デバイス発表しかなりの注目を集めているようです。
デュアルディスプレイ時代
折りたたみスマホは、かねてより画面自体に通常のスマホ以上のストレスを与え続ける事が問題視されており、実際にGalaxy Foldを各メディアなどに配布し宣伝しようとしたSAMSUNGは「すぐ画面が壊れる」という自社バッドプロモーションをするハメになりました。
こうした流れの中でLG社はスマホ+手帳型ディスプレイケースを標準搭載した、デュアルディスプレイスマホを発売、ヨーロッパ最大のハイテクショーIFA 2019でも新作を発表し大きな注目を集めました。
この波に乗るかのように、Microsoftは昨日多くの商品発表と共に2つのデュアルディスプレイを搭載した新規格製品の発表を行いました。
1つはデュアルディスプレイWindowsタブレットPC「Surface Neo」、もう1つはデュアルディスプレイAndroidスマホ「Surface Duo」です。
Surface Neoは新しいWindows 10Xを搭載した広げて約13インチ、約9インチのディスプレイを2枚備えたタブレットPCで、本のように開いてデュアルディスプレイデバイスとして使用したり、机に置いて片側に専用キーボードを設置してノートPCのように使用する事ができます。
専用キーボードはBluetooth接続のマグネット着脱式になっているようで、机に置いて使用する際にキーボードを手前に寄せるとMacbook ProのようなTouch Barが使用でき、奥側に寄せると手前の空間にタッチパッドが出るようになっており、完全に取り外してデュアルディスプレイPCのように使う事ができる汎用性が特徴。
Surface DuoはNeoをそのまま小さくしたようなデザインのAndroidスマホで、画像で判断する限り広げて約8インチ、約5.5インチのディスプレイを2枚備えたスマホで、既存のスマホよりも縦に短く横に広い印象を持っています。
折りたたんで使う時はちょっと横に広いスマホ、広げて使う時は8インチのタブレット、130°くらいの角度に広げればニンテンドーDSのようなあ操作感のデバイスとなり、多機能デバイスとしてかなり活躍しそうな予感を感じさせます。
まとめ
実は両機とも発表自体はされているものの、発売時期は来年2020年のホリデーシーズンになるそうで、ソフトウェア的にもハードウェア的にもまだ開発を進めている段階である事が明らかにされています。
この発表の時点でMicrosoftは折りたたみデバイス市場から降りている事が伺え、LGなどの動向からもディスプレイが折りたためるものではなくデュアルディスプレイデバイスがこれから増えていく雰囲気を感じさせますね。