Appleにも消費税増税の波!アプリ価格が10月から値上げ

日本の世間では今消費税増税に伴い、各種増税前のキャンペーンやセールなどが盛んに行われており、8%から10%へ切り替わる消費税について今も様々な意見が述べられていますね。
Appleもこの消費税増税を見過ごすことはできなかったようで、来月からアプリ価格が新価格帯チャートに切り替わる旨が正式発表されました。
値上げ幅は小さいが…
消費税率が2%上昇することで、アプリの価格などはどれほどの変更を受けるのでしょうか?
私たちがよく利用する事になる最低価格から10個の価格を見てみましょう。
現在価格 | 増税後価格 | 前後差額 |
---|---|---|
120円 | 120円 | 0円 |
240円 | 250円 | +10円 |
360円 | 370円 | +10円 |
480円 | 490円 | +10円 |
600円 | 610円 | +10円 |
720円 | 730円 | +10円 |
840円 | 860円 | +20円 |
960円 | 980円 | +20円 |
1,080円 | 1,100円 | +20円 |
1,200円 | 1,220円 | +20円 |
ここまで見ても1,000円くらいの課金で+20円ほどの変更なので、何年かに1回ある為替による価格変更よりはかなり変動幅が少ないと言えるでしょう。
これらの変更は基本的にApp Storeで販売されるものすべてに影響するのですが、特例として自動更新サブスクリプションについては今回の値上げ対象にはなっておらず、基本的にユーザーに対して自動化金額が強制で増える、といった事はありません。
これまでApp Storeで設定できる一番大きな課金額は今まで118,800円だったのですが、これを定価(110,000円)+消費税(8,800円)と考えると、増税後の金額が119,800円(先ほどの考え方だと121,000円)となりかなり良心的なのではないでしょうか?
他の価格も消費税増税分をまるっと足したような結果のものはなく、ユーザーや開発者への負担を100%にするのではなく、Appleも少し負担しているような印象を受けます。
ちなみにGoogle PlayについてはAppleの仕組みとは異なり、開発者が手動で現在アプリの定価にかかっている税率を8%から10%に引き上げるか、税率を考慮した新価格に変更する必要などがあるそうで、Appleのように簡単な形では済まないようでです。
まとめ
取引額が巨大なAppleにとって、消費税が8%から10%に引き上げられるというのはかなり経営に影響を与えるものと思われるのですが、比較的ユーザーや開発者に寄り添うような優しい価格変更で助かりましたね。
為替状況によっては近いうちにまた大幅な価格帯変更もありえるのですが、消費税増税分についてはほとんど変わらない、という認識で問題ないかと思います。