現金とキャッシュレス決済、最大20秒差が出ることが判明!経済効果は8000億円

JCBの調査によると、レジにて現金とキャッシュレス決済にかかる時間に最大20秒の差が出ることが判明しました。
大きな差がでることが分かったのですが、キャッシュレス決済の種類によってもかかる時間は全く違うようですよ。
支払いにかかる時間に大きな差が生じる
比較対象となったのはこちらの4つ。
- 非接触型:QUICPAY
- クレジッドカード決済:サインレス型
- QRコード決済:PayPayのような代表的なQR決済
- 現金
それぞれを比較したところ以下のようになりました。
- 非接触型:6〜10秒
- クレジッドカード決済:9〜19秒
- QRコード決済12〜32秒
- 現金:15秒〜40秒
非接触型と現金の間では20秒の差があり、クレジットカードとの差は16秒の差となっています。
時間短縮による経済効果は大きい
その為、完全キャッシュレス化が進むと1店舗あたりの労働時間は1日で4時間短縮できる可能性が示唆されています。
ユーザーにもメリットがあり、キャッシュレス決済のみを使うことで年間3時間の自由時間が増加することになりそうです。
また消費者が現金払いを続けると、日本全体では1日約22億円分、年間で約8000億円分の時間をロスしていることが分かっています。
完全キャッシュレスに移行することで一人当たり年間1万2000円もの価値が創出されるとのこと。※労働換算。
注意点
しかしながら今回の調査はJCBなので若干注意が必要です。
クレジットカード決済にかかる時間は12秒となっていますが、あくまでサインレス決済限定されています。サイン有りだと時間が大幅に伸び、現金以上に時間がかかる可能性があります。