半導体3品目、韓国への輸出を一部再開 識者はどう考えるのか?

韓国への輸出を許可制となった半導体材料の3品目のうち輸出許可申請のあった「レジスト」の1契約が許可されたことが明らかになりました。
元々「禁輸措置」ではなく審査をした上で、軍事転用の可能性がなければ輸出許可は得られるものだったので、日本政府はそれを改めて示した形になります。
その一方で政府は個別許可が必要となる品目を3品目から拡大する方針を示しているため、韓国側の反発は収まることはないでしょう。
輸出再開について識者はこう考える
韓国への輸出許可に関する意見をまとめてみました。
こちらが政府の公式発言になります。
『韓国向け半導体材料、管理厳格化後初の許可』報道について、菅義偉官房長官「安全保障上、懸念がない取引を確認した最初の案件について、すでに輸出許可を付与した。禁輸措置ではなく正当な取引は恣意的な運用はせず許可をすることを示したものだ」
— Mi2 (@mi2_yes) August 8, 2019
自由貿易に反すると大騒ぎしてた国はどこかな…。 pic.twitter.com/2zY9ygBdEz
本来”90日”かかると報道されていた個別審査は結果的に30日程度済むことになりました。
【韓国向け輸出、初の許可へ】7月に韓国への輸出管理見直しをした半導体材料の3品目の一部について、韓国向けの輸出が今日にも初めて許可されることがわかった。個別審査には90日程度の審査期間があるが、今回は1か月程度の審査で輸出が許可されることになった。
— Mi2 (@mi2_yes) August 8, 2019
あれ?これは不買しないの? pic.twitter.com/X8WHk2wnah
しかしながら元々経産省は90日かからないと言っていたようです。
メディア側の解釈に問題があったのかもしれませんね。
こちらの企業は早くから提出したと思われますが、
— shio (@shio46386849) August 7, 2019
経産省は初めから、問題なければ90日かからないって、言ってましたよ。
高須院長はこの件に関して関心を示すものの、特に発言は無し。
韓国向け輸出を一部許可へ 政府、半導体材料3品目~ネットの反応「90日フルに使えよ」「このニュース、小泉・滝川に隠れるな」 https://t.co/H6PfNPP4PA
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) August 8, 2019
あくまで日本政府はルールに則って粛々と許可を出したというのが正しいのかもしれません。
これ本当ちゃんと読んでないやつ多すぎるんだけど、適切な申請が出ていたものが1件、ルールに沿って処理されただけ。元々「禁輸」ではないし政府がヘタれたわけじゃない。今後も輸出管理は続く:韓国向け輸出を一部許可へ 政府、半導体材料3品目:日本経済新聞 https://t.co/tnwlRltCAe
— Akira Ebihara (@otoko_ebihara) August 7, 2019
たしかに世耕大臣は何度も何度も「禁輸措置ではなく輸出管理です。」と言ってましたからね。
菅官房長官・世耕大臣「輸出制限ではなく輸出管理」
— 赤馬 (@Aka_nma) August 7, 2019
何度もそう言っていただろうに
韓国政府もそうですが、日本人も少々騒ぎすぎたのかもしれません。
実際にいわゆるホワイト国からの除外前に輸出管理の強化対象となった半導体素材も1件許可が下りたわけで、これを経済侵略だの禁輸だの喚く方がおかしい。
— RAYJACK (@Rayjack_S) August 8, 2019
そもそも不透明な管理を問題視してただけだし。
韓国向け半導体材料輸出、1件許可 政府、管理対象の拡大検討 https://t.co/RjewjpR322
とは言え、この韓国への輸出問題は解決した訳ではありません。
今後の輸出許可の品目が増えることでさらに大きな軋轢が生じることは十分に考えられます。
韓国輸出 一部許可へ 政府、半導体材料3品目で (日経)https://t.co/FBkby3LC9T
— 滝田洋一(日本経済新聞・WBS) (@yoichitakita) August 7, 2019
経済産業省が個別審査した結果、兵器転用の恐れがないと判断した。→先刻説明の如く。
ただ韓国の貿易管理体制の弱さが解消されたわけではないとしており、対象品目の輸出が円滑に進むかは不透明だ。→問題はここの筈。