iPhoneユーザーの35%は折りたたみiPhoneに期待しているらしい

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by メカ村

昨年「2019年は折りたたみスマホ元年になる」なんて言われていましたが、Galaxy Foldは発売前に問題が見つかり9月発売へ延期、HUAWEIもMate Xを発売延期を発表しました。

しかしスマホユーザーの間では未だ見ぬ折りたたみスマホに期待しているユーザーも少なくなく、iPhoneユーザーも折りたたみiPhoneに期待している層が一定数存在しているようです。

折りたたみと低価格

スイスに本社を置く金融サービス会社UBSの調査によると、iPhoneユーザーのおよそ35%が折りたたみタイプのiPhoneの購入に興味がある事が分かりました。

以前は革新的で先進的なアイディアをiPhoneに盛り込んできましたが、ここ最近そういったインパクトに欠けている事から、折りたたみのような分かりやすい要素にユーザーの関心が向いているようですね。

Appleも折りたたみスマホに関連する特許は以前からかなりの数取得・更新をしており、全く開発していないワケではないのでいつ発表・発売されても不思議ではない状況と言えます。

ただし冒頭で述べた通り、折りたたみ機構は理論上可能でも実際に作って使用してみると、画面を折りたたむという物理動作が想像以上に画面に負担をかけて製品として問題を発生させてしまっています。

もしAppleが秘密裏に折りたたみiPhoneを開発していたとしても、普段の使用に耐えうる保証が約束できる端末に仕上がらなければリリースしないのでしょうね。

またこの調査では他の消費動向として、iPhoneに求める価格帯が400ドル(約42,500円)〜500ドル(約53,000円)であり、折りたたみiPhoneも600ドル(約64,000円)程度を希望している事が明らかになりました。

最近のiPhoneは高級化傾向にあり、既存のユーザーもかなり機種変更に手を出しにくくなっており、世界中でiPhone SE2に関心が集まるのも納得の調査結果だと言えるでしょう。

最近のリークから2019年のiPhoneの価格もiPhone XR/XS/XS Maxと変わらないか上がるようですから、しばらくは大半の消費者の希望に添えないiPhoneがリリースされ続ける事になるでしょう。

まとめ

iPhoneの販売台数は同年同時期よりも600万台減少しているという報告や、製造数が少なく受注についてサプライヤーと揉めているなんて話もありますから、最近のiPhoneが既存ユーザーのニーズに沿わなくなってきているのは間違いないでしょう。

ユーザーが求める価格帯自体は安すぎる気がしなくもないのですが、ハイエンドではなく昔のように使いやすくてそれなりの値段のiPhoneが今求められているのかも知れません。

参考:appleinsider

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