外部委託していた「人が聞く」Siriの会話分析を一時停止 ユーザーからの抗議に配慮

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by しんや

1週間前にAppleは、ユーザーがSiriに対して話した内容を一部録音し、外部業者に分析を依頼していたことが報じられました

現地時間の8月1日に、報道後に一部のユーザーから上がっていたプライバシー侵害を懸念した声に対応するために、Appleは録音された音声の分析作業を一時中断すると発表しました。

プライバシーに対する懸念をうけてSiriの評価作業を中断

先日まではユーザーとSiriの会話のごく一部が録音され、その内容をAppleが委託業者のもとへ送りSiriの音声認識を評価する作業に活用していたことが明らかになっています。

つまり、Siriの品質改善のために一部の録音は「人の手で」分析され音声認識の評価が行われていたということです。

これはSiriとSiriの発音を改善するためだけに利用されており、その録音内容はApple IDと紐づけられていないことが説明されています。

また、Appleはその評価の作業が同社の厳格な機密保護規則に基づいて行われており、施設も安全管理が十分に行われていると回答していました。

しかし一部では、「場所、連絡先の詳細、アプリデータを示すユーザーデータ」が付随しているという情報も出ており、プライバシーへの懸念を表明するユーザーも多くいました。

今後は同意したユーザーに対してのみ分析

そして、この件についてAppleはTechCrunchに声明で以下のように述べました。

While we conduct a thorough review, we are suspending Siri grading globally. Additionally, as part of a future software update, users will have the ability to choose to participate in grading.

私達が(評価プログラムの)徹底的な見直しを行う間、Siriの評価作業を世界的に中断しています。 さらに、将来のソフトウェアアップデートにおいて、ユーザーはSiriの評価プログラムに参加するかどうかを選択可能になります。

つまり、Appleの声明によると、現在は音声認識を評価する作業は一時中断されており、今後はユーザーが同意した場合のみ録音データをSiriの評価に利用するということです。


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