iOS 13でSafariがかなり便利になる?現在判明している新機能まとめ
9月にリリースされるであろうiOS 13、すでに開発者向けのベータ版が公開されており新機能などもかなりの数が報告されています。
特にSafariは新機能がいくつも用意されているので、今回は現状わかる範囲でのSafariの新機能をまとめてみました。
iOS13でSafariがもっと便利に
iOS 13で実装が予定されているSafariの新機能は、どちらかと言うと「革新的な機能」ではなく「ユーザーの要望に添える機能」といったものが多く、触ってすぐに感動できるものは残念ながら少ないと言えます。
しかしちゃんと使いこなせれば、iPhone史上もっともユーザーフレンドリーなWebブラウザと言っても過言ではない仕上がりになっているので、どのような機能が実装されるのか順に見てみましょう。
改良されたスタートページ
Safariで空の新規タブを開いた際に表示される「スタートページ」、実際活用している人は現状少ないかも知れませんが、今後は頻繁に利用するようになるかも知れません。
検索履歴やアクセス履歴、あるいはメッセージアプリで受け取ったURLなどが適切に表示されるようになり、頻繁にアクセスするサイトや自分が探しているサイトへのアクセス、次に見る予定だったサイトへのアクセスを提案してくれるように改善されます。
サイト表示メニュー
今までのSafariは表示カスタマイズ性が低かったのがサードパーティブラウザに劣る要因だったのですが、今後はより細かなカスタマイズと状況に応じて簡単に変更できるようになります。
Safariのアドレスバー左側が新しく「サイト表示メニュー」に刷新され、現在見ているページから移動せずに「文字サイズ」「リーダーモード」「ツールバーを隠す」「PC版表示」「サイト毎の個別設定」をポップアップメニューから変更できるようになり、いつでも自分の見やすい表示に変更する事が可能となります。
サイト毎の個別設定
上記機能の1つ「サイト毎の個別設定」は「設定」アプリの「Safari」欄でかなり詳細まで個別設定が可能となっており、訪問したあとに微調整する事でサイト毎にユーザーにとって一番見やすい表示にする事ができます。
微調整できる項目は「ページズーム設定(50%300%~300%)」「PC版表示」「リーダーモードのデフォルト起動」「コンテンツ表示設定」「カメラアクセス制限」「マイクアクセス制限」「位置情報アクセス制限」の7つです。
写真アップロードサイズ変更
各種Webサービスで画像をアップロードする際、現状はオリジナル画質のみアップロード可能となっていましたが、これからはメールに添付する時のようにファイルサイズを指定できるようになります。
細かな設定などはできませんが、メール添付同様「オリジナル」「大」「中」「小」の4つからアップロードサイズを選択できるので、サイズが大きすぎて読み込めないといった事は無くなるでしょう。
全てのタブをブックマーク
現状はツールバーのメニューから1つずつしかブックマークを作れませんでしたが、今後は現在タブで開いている全てのサイトを一括でブックマーク登録できるようになります。
複数サイトを開いていて1つずつブックマークするのは面倒でしたが、一括でブックマークできるなら間違ってタブを閉じてしまったりしてしまうミスも減るので、ブックマークを活用している人にはうれしい機能ですね。
タブの時限削除
Safariで膨大な数のタブを開いておくと、どれを閉じて良いのか悪いのかわからなくなりそのまま放置し、Safariそのもののパフォーマンスが下がってしまう事も少なくないですね。
今後は指定した期間の時限を設けて自動的にタブを閉じる設定ができるようになり、今まで通りの「手動」か「1日」「1週間」「1ヵ月」の期間で自動的に閉じるよう設定できるようになります。
Apple IDでサインイン
すでに広く出回っている新機能ですが、今後はiCloudに紐づいたApple IDを利用して各種サイトやSNSなどのアカウント登録やログインなどができるようになります。
この機能はiPhoneそのものよりも利用するサイト側の対応次第になる機能なので、iPhoneユーザーにとっては「Googleアカウントでログイン」並みに普及して欲しい所ですね。
ダウンロードマネージャー
今後のSafariはMac版に近いダウンロード機能を保有するようになり、画像以外の各種ファイルをダウンロードして保存・管理できるようになります。
ファイルをダウンロードした際はアドレスバーの右側のアイコンからファイルの詳細を確認する事が可能で、「ダウンロード」に保存されたファイルを他の名称やアプリ毎のフォルダーに移動する事も可能になるようです。
その他の細かな機能
他にも細かな下記機能の実装が予定されています。
- アドレスバーから開いてるタブに移動
- シェア画面の再設計
- 弱いパスワードへの警告
- 暗号化の強化
- フィンガープリント防止機能
目立って変わるものは少ないですが、iPhone版のSafariが今までよりも格段に使いやすくなるのは間違いなさそうですね。
まとめ
よく訪問するサイト別に表示設定を保存できるのは非常に便利で、文字の小さなサイトは大きめに、画像の多すぎるサイトは表示そのものを小さくしたりと、自分好みの表示にできるのは筆者的にはかなり嬉しい印象です。
まだまだ公開前のものですので、もしかしたらリリース時にはより多くの機能が実装されているかも知れませんね。
iOS13の関連記事
FaceTimeで視線をカメラ目線に自動補正する方法【iOS13】
iOS13のマップ新機能「Look Around」はGoogleストリートビューを超える?比較動画が圧倒的
iOS13:iCloud Driveのフォルダを誰かと共有する方法
【iOS13】ページ全体をフルスクリーンショットを撮る方法 タップ一つで可能に
iOS13 位置情報を追跡するアプリの地図情報が表示されるように
【iOS13】コントロールセンターでWI-FIとBluetoothの接続先が変更可能になるぞ
【iOS13】モバイルデータ通信時のアプリのダウンロード容量が”無制限”に