マスターカード撤退も納得?Apple Cardのためにゴールドマンサックスが既に300憶円投資か

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by メカ村

今夏にアメリカでのサービス開始が予定され世界展開も待望されているApple Card、その美しいチタン製カードやサービス内容などから日本のiPhoneユーザーからも期待が寄せられていますね。

このクレジットカードのアイディアは2004年に故スティーブ・ジョブズが発案しマスターカードと交渉していたのですが、マスターカードが撤退するのも納得できるような資金消費っぷりのようです。

ゴールドマンサックスは少なくとも300憶円を投資

現地時間の今週火曜日に発表された第2四半期決算報告によると、ゴールドマンサックスはApple Cardとその他の消費者サービスの為に13億ドル(約1,400憶円)投資している事が明らかになりました。

残念ながら、この13億ドルの消費内訳は開示されていないのでApple Cardにどれほどの資金が投入されているかは不明ですが、前回の報告に比べROE(自己資金に対する利益率)が0.6%もダウンするレベルの影響を与えているようです。

2019年までにApple Card事業自体にゴールドマンサックスが2億7500万ドル(約300億円)以上投資していると報告されていますから、Apple Cardへの投資額は時間を追うごとにどんどん肥大化していると予想されています。

クレジット決済大手のマスターカードが、当時のApple Cardアイディアから手を引いたのもなんだか納得できてしまうような投資っぷりですね。

このまま資金の肥大化が進んだらApple Card事業自体に何らかの支障が出るのでは?と不安の声もあるようですが、ゴールドマンサックス側の事業計画的にはなんら問題ない模様。

というのも、Apple Cardリリースから数年以内に年間収益10憶ドル(約1,080憶円)に達する見込みのようで、長期スパンで見れば投資金額がたった数年で取り返せてしまう計画になっているようです。

あくまで事業計画であり絶対にその通りになるものではないのですが、世界有数の融資会社とAppleが組み立てた事業計画なのでかなりの信頼感があるのかも知れませんね。

この「数年以内」の言葉の中に日本展開などの世界展開計画が含まれているかは謎ですが、Appleにとってもゴールドマンサックスにとっても長期的に見ればなかなか美味しい話なのかも知れません。

まとめ

セキュリティ強度やカード外観、サービス内容からAppleユーザー以外からもかなりの注目を集めているApple Cardですが、やはり普通のクレジットカード事業とは比較にならないほどの資金が必要になっているようですね。

筆者も古くからのMacユーザー、Appleファンとしてぜひこのカードを手に入れたいところなんですが、「数年以内」に日本展開される事を願うばかりです。

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参考:appleinsider

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