ディスプレイ上に”どこでも指紋認証”を搭載したiPhoneが2020年に登場か

以前カミアプでもディスプレイ上に指紋センサーを搭載したiPhoneが中国向けに準備中という”噂”を報じたばかりですが、新たな情報が別のメディアから報じられました。
早ければ2020年 に発売されるiPhoneに搭載されることを目標にAppleも動き出しているようです。
音波を使った指紋認証技術で画面全体がTouch IDに
CAIJING.COM.CNによると、2020年に発売されるiPhoneには、音波を使った指紋認証技術を搭載することで画面全体がTouch IDとして働くようになる可能性があるようです。
これを実現するためにAppleは、GISとQualcommが共同開発した「3D Sonic Sensor」と呼ばれるものと同等の機能をiPhoneに実装するつもりだと伝えています。
この「3D Sonic Sensor」は日本語にすると「音響映像化技術」とも言えるものです。これは平たく言えば「音響を使って指紋の凹凸をマッピングする」というものです。
もう少し詳しくいうと、3D Sonic Sensorは指に超音波パルスを送信しその反射を読み取ることで、指紋の細かい溝を記録します。
そして、スキャンされた指紋の詳細な3Dデータを作成し、迅速で簡単なセキュリティシステムを作るというものです。
この技術は画面上のどの位置でも認証できるため、特定の場所に指をおく必要がありません。
さらに、指が乾いた状態、濡れた状態、汚れた状態など、幅広い条件でも高い性能を発揮するなど様々なメリットがあります。
Appleは超音波パルスを使った指紋認証技術の特許申請をすでに終えているため、この技術が採用されたiPhoneが発売されるという噂はかなり現実的なものになってきたと言えるでしょう。
この方式はOLEDディスプレイの下で動くことを前提としています。将来的にはApple Watchで指紋認証が可能となることも期待できそうです。
Appleはすでに計画書を作成中か
中国の複数のサプライヤーの情報によると、Appleはすでにディスプレイに内蔵された指紋認証システムの開発を実践的なレベルまで進めており、早ければ2020年に発売されるiPhoneで搭載することも計画されているとのことです。
そのため、正式採用に備えた、部品調達などのオペレーション計画書の作成と提出が求められていると報じられています。
つまり技術的な特許内容からもサプライヤー提供の情報からも、近い将来、Appleがディスプレイに指紋認証を搭載したiPhoneを発売する噂は現実的と言えるのではないでしょうか。