日本,対韓輸出規制を7月1日に発表へ 韓国の半導体製造に影響

産経新聞によると日本政府は韓国の徴用工訴訟問題において解決に至る見込みがないことから、7月1日にフッ化ポリイミドやレジストとエッチングガス(高純度フッ化水素)の3品目の輸出規制を発表するとのことです。
また輸出許可について申請免除されている「ホワイト国」から韓国を除外します。これにより出荷ごとに輸出許可が必要となります。
フッ化ポリイミドとレジストは世界の生産量の9割は日本であり、エッチングガス(高純度フッ化水素)も7割は日本となっています。
この輸出規制によって最も影響を受けるのがサムスン電子とSKハイニックス、LGエレクトロニクスになります。
サムスン電子の1−3月の利益利益は6兆2000億ウォン(約6100億円)で前年比6割減となっており、SKハイニックスも同様に6割減の1兆8400億ウォン(約1700億円)、LGエレクトロニクスは9006億ウォン(約860億円)で約2割減となっています。
これに加えて輸出規制によって稼ぎ頭の半導体の生産ストップが加わると、さらなる悪影響が考えられます。
韓国は日本にとって主要輸出国の一つであるため、今回の輸出規制によって多くの日本企業へのダメージも避けられない見込みです。
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