Apple Cardの最新情報まとめ どうやって使うの?日本でのリリース日は?

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by メカ村

注目を集めているApple Card、残念ながら今のところアメリカ国内のみのサービス展開だけ宣言されている状態となっています。

そんなApple Cardは果たして日本にリリースされるのか?どんな特典があるのか?などをまとめてご紹介したいと思います。

Apple Cardとは

Apple CardはiPhoneでお馴染みのAppleがリリースするクレジットカードで、構想自体はあの故スティーブ・ジョブズが2004年にiPointsという名称でプロジェクト進行させていました。

しかし提携先であるマスターカード側と条件交渉が難航し交渉は決裂、残念ながら実現せずお蔵入りのアイディアとなってしまいます。

それが今年3月、Apple Cardと名称を変更しゴールドマン・サックスとの提携によって実現する事となりました。

現在はアメリカ国内でのリリースを目標に準備が進められており、すでにゴールドマン・サックスとAppleの関係社員にテスト版が支給されているとの情報も入っている状態です。

Apple Cardで現状わかっている仕様は下記の通りです。

  • 年会費無料
  • 各種取引手数料無料
  • Apple IDと紐づけ発行で最短1分で契約可
  • デジタルカード発行は即時
  • チタンカードは1~2週間で到着
  • クレジット審査は独自で低め
  • 初期クレジット枠は小さめ(10万円程度)
  • 年利は13.24%~24.24%
  • Appleから購入したすべてのものに対して3%バック
  • Apple Payを使って何かを買うたびに2%バック
  • チタンカード通常利用で1%バック
  • Apple Walletと統合可能

Apple IDを持っている18歳以上なら誰でも発行できるような敷居の低さを特徴に、特典でApple製品やサービスを使うよう促しているイメージですね。

この敷居の低さは、後発の不利を普及しやすさでカバーしようとしていると考えられており、Appleの戦略的にはすべてのiPhoneユーザーに持ってもらいたい位のイメージなのでしょう。

Apple Cardが利用可能な店舗

当初から疑問視されている部分は、新規参入であるゴールドマンサックスのサービス範囲で、例えば一般的なクレジットカードが使えるお店で使用できない状況が長く続くのでは?という不安の声が上がっています。

つまり、サービス開始からしばらくはApple製品を購入するための専用カードになってしまうのではないか?という事です。

この問題についてはすでにリーク情報で解決済みで、実はマスターカードとの提携が為されているのでVISAマスターが使える場所ならどこでも使えるようです。

同様にインターネット上の決済もVISAマスターが使える場所なら問題ないので、サービス範囲に悩まされることは世界各国でも稀でしょう。

Apple Cardのセキュリティについて

Apple Cardが注目されている原因の1つに、他社では実現できないセキュリティ強度があります。

チタンカードには契約者名とApple、ゴールドマンサックス、マスターカードのロゴ、読み取り用磁気テープしか記載されておらず、カード番号や有効期限、暗証コードなどは記載されていません。

つまりチタンカードが盗み取られたとしても大抵の場合はネット上を含めて使用する事ができず、またApple Walletから不正に使用しようとしても、そもそもiPhoneのロック解除や認証解除を行わないと使えないので、本当の意味で使用者にしか意味のないカードとなっています。

ちなみにカード番号その他の情報は、チタンカード到着時の封書に入れられたペアリングアイテムによってApple Walletに内蔵できるようになっており、iPhoneを販売するAppleならではの強固なセキュリティとなっています。

Apple Cardは日本でいつリリースされる?

現状日本ならびにアメリカ国外でのリリースは宣言されていないのですが、ゴールドマンサックスのCEOが「Apple Cardは絶対国際展開を考える」とインタビューで答えています。

最初はアメリカ国内のみの展開とはなりますし、チタンカードの生成には一般のプラスチックカードより時間や手間がかかりますから、早くても来年の今頃から順次世界展開していくのではないでしょうか?

まとめ

セキュリティも強固で各種サービスもなかなか良さげなApple Card、上限額が初期値で10万円程度と低めの設定ですが、上限額引き上げも可能なそうなのでiPhoneユーザーならぜひ手に入れておきたいカードですね。

日本のサービス優先順位がどの程度なのかは不明ですが、iPhoneの普及率とApp Storeの売り上げ貢献度から考えてもさほど遅くはならないように感じます。

参考:9TO5Mac

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