watchOS6の新機能「ノイズ」アプリとは?

watchOS6から「ノイズ」アプリが新機能として追加されます。
このアプリは聴覚に有害な騒がしい環境にいるときに警告をする機能を備えています。
「ノイズ」アプリとは
watchOS6には「ノイズ」というオプションがあります。
この機能は世界保健機関(WHO)のデータに基づいて、耳の健康を守るために警告を発します。
警告(通知)の設定
デフォルトではノイズレベルが90デシベルの環境で30分以上同じ状態が続くとノイズアプリから通知があります。
他のオプションはこのようになっています。
- 80デシベル、制限:約5時間/日
- 85デシベル、制限:約2時間/日
- 90デシベル、制限:約30分/日
- 95デシベル、制限:約10分/日
- 100デシベル、制限:約3分/日
地下鉄の車内は80デシベルなので5時間まで大丈夫ですが、ライブハウスやカラオケボックスは100デシベルを超えているので、設定次第では3分で警告が来ます。
パーティー、交通量の多い路上等で長時間大音量に晒されると聴力を損なう可能性があります。
それをノイズアプリが察知し警告をしてくれる訳ですね。
「ノイズ」アプリの正確性について
ではどの程度ノイズアプリが正確なのか気になりますよね。
エンジニアのBlake Helms氏が騒音計を使ってノイズアプリの正確性の比較をしてみました。
For anyone curious about the accuracy of the #WatchOS6 Noise app, here’s a comparison with a decibel meter this morning. cc @stroughtonsmith @marcoarment pic.twitter.com/aXrK6iF1D7
— Blake Helms (@helmsb) 2019年6月16日
I was shocked at how accurate it is. I honestly was expecting a lot less considering how small the microphone is. I did a few more tests with constant volume tones and it’s pretty consistent within 3-5db. I normally check a few places with my meter. I may start using the watch.
— Blake Helms (@helmsb) 2019年6月16日
その結果、騒音計よりも更新頻度は少なく誤差はほとんど無かったようです。一定のボリュームトーンで多くのテストを行ったところ、3-5db内の誤差しか無かったとのこと。
Blake Helms氏はこの結果が気に入ったのか、AppleWatchの使用を検討しているようですよ。