Google翻訳「香港が中国になるのは嬉しい」の誤訳は大量の修正リクエストが原因?

Google翻訳において「so sad to see hong kong become China」と入力すると「很高兴看到香港成为中国(香港が中国になるのは嬉しい)」と誤訳が表示される問題が世界的に話題となっています。※現在は修正済み
この問題は香港の「逃亡犯条例」の改正法案におけるデモのタイミングと一致している為、翻訳結果を何者かによって歪められてしまった可能性があります。
編集2019/06/17 :翻訳する前の英文を一部訂正いたしました。ご指摘ありがとうございます。
誤訳の修正リクエストはこのように作られた
Google翻訳には翻訳結果を修正リクエストを出す機能が備わっています。
ここで翻訳結果の「悲しい」の部分を「嬉しい」を変更にしたのだと思われます。
もちろんこのようなリクエストを一つや二つ出すだけでは翻訳結果に影響を与えない為、大量の修正リクエストが出されその結果翻訳結果が変わってしまったのでしょう。
同じタイミングでTelegramもDDoS攻撃を受ける
ちなみに香港でのデモの間際のタイミングで世界でも最もセキュアなメッセージアプリ「Telegram」が200-400 Gb/秒のジャンクサイズというDDoS攻撃を受けています。
IP addresses coming mostly from China. Historically, all state actor-sized DDoS (200-400 Gb/s of junk) we experienced coincided in time with protests in Hong Kong (coordinated on @telegram). This case was not an exception.
— Pavel Durov (@durov) 2019年6月12日
もちろんこれはメッセージのやりとりを妨害し、香港のデモを止める為の試みであったのでしょう。
TelegramのCEOはこの件について香港のデモとタイミングが一致していることを認めています。