やっぱり実用化できない?Samsungに続きHuaweiも折りたたみスマホ発売延期へ

昨年初めから2019年の流行になると言われている折りたたみスマホ、もう1年も折り返し地点を過ぎたというのに発売や流行の兆しはありませんね。
折りたたみスマホと言えばサムスンが発売延期などを発表して話題に上がったのですが、それらを受けてかファーウェイも発売予定の折りたたみスマホの発売を延期するようです。
現在の技術では実現不可?
今年4月12日、サムスンは世界初となる折りたたみスマホの予約を開始、4月26日に発売を予定していたのですが、各報道機関やメディアに配った当該試供スマホが軒並み提供数日で壊れるという事件を発生させ、予約完売状態であったにも関わらず6月中旬の現在も発売の目途が立っていない状態です。
この故障は主に液晶画面に関するもので、負荷に耐えられず画面が使用不能になったり、異物やたわみによるバーンアウトなどが発生するというもので、画面でほぼ全ての作業を完結させるスマホにとっては致命的な欠陥だったといえるでしょう。
The screen on my Galaxy Fold review unit is completely broken and unusable just two days in. Hard to know if this is widespread or not. pic.twitter.com/G0OHj3DQHw
— Mark Gurman (@markgurman) 2019年4月17日
そんな事件を見て慎重になったのか、先日ファーウェイが発売予定だった折りたたみスマホ「Mate X」の発売を品質保証を原因に9月頃まで引き延ばす事を発表しました。
実際「世界初の折りたたみスマホ」というのはなかなかの謳い文句となるものの、焦って画面の壊れやすいスマホを販売してしまえばスマホ会社としての信用はガタ落ちとなってしまい、最悪倒産まであり得ますからね。
そもそも折りたたみスマホ自体が高価なスマホであり、現在ハイエンドとされている10万円台のスマホの2倍かそれ以上の価格が設定されているので、予約して20万以上払ってゴミを買わされるような状況を消費者自体が良しとしないでしょう。
サムスンの件も大きなニュースとなりましたから、品質保証や明確な試験結果(サムスンがやったようにメディアに試供するなど)などで実用に耐えうるある程度の保証がない限り、安易に発売しても全く売れない可能性まで十分考えられます。
もちろん昨今ニュースを騒がせているアメリカ側のファーウェイに対する制裁処置なども無関係ではないのでしょうが、折りたたみディスプレイというのはまだまだ実用化できる技術ではないのかもしれませんね。
ガジェット好きにはたまらない仕様なのかも知れませんが、ネットやSNSの反応を見ている限り、一般受けはしない端末にも見えなくはありません。
まとめ
折りたたみスマホは故障事故に発売延期、新しいiPhoneとPixelはトリプルカメラでかなり似たデザインらしいなど、最近のスマホニュースではなかなか面白いアイディアやワクワクする新機能を搭載した機種の話が出てきませんね。
もしかしたら現代科学では、スマホに技術的に搭載できて販売できそうなラインはここらが限界なのかも知れません。
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