iOS 13ではマイナンバーをNFCにインストールできるようになるらしい

今年の9月に新しいiPhoneとともに公開される予定のiOS 13、開発者向けベータ版がリリースされている事もあり新機能についての情報がたくさん公開されています。
そんな中、なんと日本でしか使えないiOS13の機能がリリースされると注目を集めたのですが、日本人からしたら「それいる?」と疑問に思うような機能でした。
非接触マイナンバーカード
iOS 13に新たに搭載される日本向けの新機能とは、iPhoneにマイナンバーカードをインストールして非接触型マイナンバーカードとして使える機能のようです。
日本のマイナンバーカードの是非についてはこの際置いておきますが、海外のマイナンバーについてはスマホにインストールできるものもがあり、日本政府もスマホへの導入を推し進めているというワケですね。
iPhoneのNFCにマイナンバーカードがインストールできるようになれば、提示が必要になった時にiPhoneで表示させたり、非接触ICカードリーダーで確認を取ることが可能となります。
いまいち利用シーンが思い浮かばないのですが、例えば確定申告をインターネット上で完結させたい場合、非接触ICカードリーダーとiPhoneでマイナンバーを添付できるようになります(マイナンバーカードでもできますが…)
この情報は日本政府のCIO担当官である楠正憲氏によっても確認されており、まずiOS 13で導入されるのはまず間違いないようです。
登録については今のところ、政府がリリースする専用のアプリにマイナンバーカードをかざして本人確認する事で利用可能となるそうですが、これだけだと他人にスキャンされそうな気がしなくもないですね…。
やっと解禁になりましたか。という訳でiPhoneでもマイナンバーカードを読み取れる方向で準備を進めています。ずっと永田町や評論家の方々からお叱りを受けてましたが、ようやく機が熟しました / “確定申告、iPhoneで楽に マイナンバーカード読み取り :日本経済新聞” https://t.co/Bz0jCEFshA
— 楠 正憲 (@masanork) 2019年6月11日
マイナンバーカードが持つ情報量は免許証などの比ではありませんから、登録や利用には役所での承認など厳重化して欲しい気もしなくもないのですが…それだと利便性が失われるので、アプリでかざすだけにしたのかも知れませんね。
どれだけの人が恩恵に与かれるかは定かではありませんが、iPhoneはついに日本で本人確認書類としても使えるようになりそうです。
まとめ
おそらく興味関心を持たない読者の方が多いとは思いますが、iPhoneに政府が発行する書類を非接触のNFCで利用できるようにする試みというのは、政府とAppleの協議なくしてはあり得なかったでしょうね。
ただ、周りからは「それよりも免許証を」といった声が聞こえてくるような気がしなくもありません。
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