信者もドン引き?WWDCで誰もが価値を見出せなかった約10万円のディスプレイスタンド

先日から開催され今もプログラムが進行中のWWDC、新しいソフトウェアや新しいMac Proなどが発表され、多くのメディアが今も大々的に詳細を紹介していますね。
そんな新商品の中で、唯一誰もが価値を全く見出せないディスプレイスタンドについて、メディアやファンからは呆れの声が上がっているようです。
ぼったくりの象徴みたい
AppleはWWDCで新しいMac Proを発表し、それに合わせて超高性能ディスプレイと謎の1,000ドル(約10万円)ディスプレイスタンドを発表しました。
Mac Proや6Kディスプレイがかなりの高額商品なので安心したのか、特にこれといって特殊な機能が無いのにも関わらず超強気の値段設定に、業界は元より信者級のファンからも疑問の声が上がっています。
そもそもディスプレイスタンドなんて数千円で買えるものですし、かなり大掛かりな仕掛けやサイズ感のあるものでないと万単位のディスプレイスタンドは存在しません。
そんなディスプレイスタンドという商品カテゴリーの中に、「Appleが作ったから」という理由以外高価な理由が見つからない商品を大々的に発表したワケですから、一部から「ぼったくり」「意味不明」といった声が上がるのも納得ですね。
このディスプレイスタンドはそもそも単体商品ではなく、今回発表された超高性能ディスプレイ「Pro Display XDR」のオプションパーツであり、4,999ドル(約54万円)だからオプションは10万円でも大丈夫でしょ?という安易な価格設定が透けて見えますね。
ちなみに、このディスプレイは単体購入だとマジでディスプレイ部分しか入っていないようで、スタンドの他にVESAマウント(壁や什器に取り付けるための追加パーツ)が199ドル(約2万円)しかなく、一般的なディスプレイとして使いたいならほぼほぼこの10万円ディスプレイスタンドは強制購入となります。
The pro stand costing more than most laptops and phones outside of Apple’s realm is the ultimate middle finger to any consumer that is seriously considering their machine. Every new device Apple has released in the last year is a cash grab in exchange for no new functionality. pic.twitter.com/GEft85pp8J
— Aidan Lynch (@Aidan_T_Lynch) 2019年6月4日
素人目には当然ですが玄人目に見てもこのディスプレイ自体に10万円の価値は見出せず、Appleが相当に好きだと思われる9TO5Macというメディアですら「Appleの10万円モニタースタンドは馬鹿です」とぶった切るレベル。
一般的なITメディアやガジェットメディアでも基本的に袋叩きにされており、このディスプレイスタンドの価格設定がAppleの「甘え」に見えた人も少なくないでしょう。
まとめ
Mac Proとディスプレイのセットに100万円以上出せちゃう人にとって、10万円のディスプレイスタンドは痛くも痒くもないのかも知れませんが、何の特筆機能も無いとあっては流石に疑問に感じざるを得ないですね。
ちなみにWWDCの会場ではこのディスプレイスタンドが発表された際、今までの歓声が嘘のように止みどよめきの声が上がっていたそうです。
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