「Sign in with Apple」を徹底解説 Face IDやTouch IDでログインできるように

Facebook IDやGoogle IDで様々なサービスにログインできますが、たびたびサードパーティや設定ミスから情報漏洩が生じ問題化しています。
そこでAppleが作り出したのが「Sign in with Apple」です。
これにより、iOSユーザーがどれだけセキュアにスマホライフが送れるようになるのか解説します。
「Sign in with Apple」とは
「Sign in with Apple」とは「Face ID」や「Touch ID」によってログインが可能となる機能です。
もちろん顔認証や指紋認証の情報を含めAppleが持っているユーザー情報は提供しません。Facebook IDやGoogle IDログインは元となるメールアドレスが存在しますが、それすら存在しない訳です。
「Sign in with Apple」はFacebook IDやGoogle IDでログインする機能が設置してあるアプリの場合は必ず「Sign in with Apple」を設置することを義務づけるそうです。
つまり理論上はFacebook IDやGoogle IDでログインする機能があるアプリには漏れなく「Sign in with Apple」も設置することになります。
そうなるとiOSユーザーの間で一気に「Sign in with Apple」が広がりそうですね。
(独占禁止法に触れないか心配ですが…。)
ランダムで生成されたメールアドレスも
さらに「メールアドレスを隠す」というオプションも用意されています。
この機能を使う事でユーザーが使っているメールアドレスを渡すことなく、Appleがランダムで生成したメールアドレスを使うことができる訳です。
そしてこのランダムで生成されたメールアドレスにメールが届くと、自動的に自分の本当のメールアドレスに転送されます。
これによりメールアドレスによる追跡を防げたり、情報漏洩の際に流出元を簡単に突き止めることができるようになります。
ランダムで生成されたメールアドレスは必要が無ければ捨てることもできるので、迷惑メールの対策にもなりそうですね。
iCloudキーチェーンで一括管理
このランダムで生成されたメールアドレスは覚えたりメモする必要はありません。
iCloudキーチェーンで自動的に管理してくれるのでSafariやiOSアプリでログインする際に自動的に適切なメールアドレスを選択してくれます。
iOS13からはAppleはさらにセキュリティ機能を強化していくようです。
iPhoneユーザーとしては嬉しい改善点ですね。
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