ファーウェイの独自OSは「ARK OS」商標登録を申請 しかし問題は山積み…

アメリカ商務省の禁輸措置に対応する為、ファーウェイが独自OSの展開を急速に進めているようです。
ファーウェイは5月24日、欧州連合知的財産庁(EUIPO)に対して「Huawei Ark OS」という商標登録を進めているとstuff.tvが明らかにしました。
欧州への商標登録は「Huawei Ark OS」ですが、中国の商標局では「Huawei Hongmeng」として既に申請中です。
従って、中国国内と国外で名称を使い分けるのかもしれません。
「Huawei Ark OS」は中国国内では今年後半に、国外では2020年前半を目処に展開を考えているそうです。
Huawei Centralによると「Huawei Ark OS」はAndroidをベースとしている為、全てのAndroidアプリが動くようです。とは言っても、互換性のあるアーキテクチャの開発に苦労しているとファーウェイ社内からのリーク情報もあるようです。
それ以外にも大きなハードルがあります。それはGoogle製のアプリです。
中国国外の一般ユーザーからするとGoogle Play経由でGoogle製のアプリを利用できるかどうかというのがキモになるはずです。
今回の禁輸措置でGoogle Playにアクセスできなくなる可能性がある為、ファーウェイは独自のアプリストアを開発中でした。しかしこれはアメリカ商務省の禁輸措置によって中断しています。
その為、ファーウェイは欧州に5000万人いると言われる(GooglePlay以外の)アプリストアを使うユーザーを増やすべく、欧州のキャリアに対して働きかけをしているようです。
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