Appleは大型ヘッドフォンを作りたい?キャリングケースに収める特許など多数出願

AirPodsで完全ワイヤレスイヤホン業界のトップに君臨するApple、どうやら大型のオンイヤーヘッドフォンを作りたいようです。
先日、大型のヘッドホンに関する特許と充電機能付きキャリングケースの特許を出願しており、ついにAppleがBeatsに頼らない本格的なヘッドフォンをリリースするのでは?と注目を集めています。
収納時に充電も
Appleが現地時間の5月23日に出願した新しいヘッドフォンに関する特許は、主に下記の7つです。
- イヤピースの容量センサー
- イヤピースを外側に折り込む
- イヤピースを内側に折り込む
- 2つ折りになるヘッドバンド
- イヤピースとヘッドバンドをLightning接続
- イヤピースの外側にタッチパネル
- 収納時に充電するキャリングケース
業界的に新しいであろう特許をピックアップして見てみましょう。
「イヤピースの容量センサー」の詳細や効果は不明ですが、Appleはオンイヤー型のイヤピースに収められた耳の形状を取得するようなセンサーを内蔵するようです。
もしかしたらAppleは装着した人の耳の形状に合わせて出力量や出力面積などを自動判別させるつもりなのかも知れません。
「イヤピースを内側に折り込む」のは業界的にも珍しい機構ではないのですが、こちらはヘッドバンド自体が平らに変形するよう設計されており、折りたたみ時は既存のどのヘッドフォンよりもコンパクトに収納できるようになりそうです。
ヘッドバンド機構はイヤピースを内側に折り込んだ際に内部のパーツが引っ張られ、両方を折り込むだけでヘッドバンド自体がまっすぐになり、かなりコンパクトな状態になるようです。
iPhoneなどで培った技術を採用する「イヤピースの外側にタッチパネル」は、おそらくイヤピースの外側にジェスチャーを入力する事でオーディオコントロールや通話コントロールをするものと考えられます。
例えばタップで音楽の再生と停止、後頭部側から前にスワイプで次の曲へ、上下へのドラッグで音量調整、といった感じでしょう。
AirPodsでも採用されている「収納時に充電するキャリングケース」は、大型のヘッドフォンでは現状採用されていない機構なので、リリースされれば業界のスタンダードになりそうな技術です。
イヤピースの内側に接点式の充電機構を設けているようで、キャリングケースの溝に合わせてヘッドフォンを収納するだけでヘッドフォンを自動的に充電してくれるようです。
まとめ
大型のヘッドフォンは外で使う際に色々の不便さがあるのですが、Appleのこれらの特許を採用したヘッドフォンならかなり便利に使えそうな気がしますね。
筆者は特に、「イヤピースの外側にタッチパネル」と「収納時に充電するキャリングケース」を兼ね揃えた大型ヘッドフォンをAppleにリリースして欲しいと思いました。
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