結局5Gって早いの?Verizonの5Gを現地でテストした人が驚きの声をあげる

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by メカ村

コンテンツのデータ量増加に伴い、スマホでは使用回線が3GからLTEや4Gなどの高速回線への移行が行われ、今では大容量のストリーミングサービスも当たり前になってきています。

これに倣ってついに次世代となる5Gも登場し始めているのですが、実際のところ4GやLTEと比較して体感できるほど回線速度は速くなっているのでしょうか?

5Gはとんでもないスピード

ミネソタ州ミネアポリスに住むクリス・ウェルチさんは昨日、普段自分が使っているLTE回線のiPhone XS Maxと、ベライゾンの5Gに対応しているGalaxy S10を持ってイリノイ州シカゴまで行き(650Kmくらいの大移動)、実際に体感できるくらい回線速度が上がっているか実験を行いました。

端末の性能は両方とも最新機種でほぼほぼ同じと考えられますから、使用端末こそ違えど定点で観測した今回はおおよそLTEと5Gの速度テストと言って差し支えないでしょう。

4GやLTEはベストエフォート(理論上の最大値)では100Mbpsと謳われていますが、蓋を開けてみれば平均して20Mbps出れば良い方というもので、1Gbps以上出ると言われている5Gについても、ユーザーにとっては実際にそんな速度が出るのか懐疑的な部分も多いでしょう。

ちなみに、このベライゾンの5Gはベストエフォートや具体的な回線速度はHPに明記されておらず、「4Gよりめっちゃ早いよ!」くらいのニュアンスしか汲み取れない説明しかありませんでした。

ウェルチさんもこうした表記にかなり懐疑的だったようですが、実際に実験してみて驚きの結果を目の当たりにする事になります。

なんとLTEのiPhone XS Maxのダウンロード速度は20Mbps程度なのに対し、5GのGalaxy S10は1,096Mbpsという1Gbps超えのダウンロード速度を叩き出したのです。

もちろんまだベライゾンの5Gユーザーが少ないのでこんな速度が叩き出せているのは言うまでもないですが、5Gが当たり前に普及した後でも700Mbpsは固いだろうと彼は話しています。

ちなみに今回のテスト結果だと、Amazonプライムにあるアイアンマン2を最高画質(ざっくり4GBくらい)でダウンロードしようとすると、なんと90秒ほどで終わってしまうというとんでもない速度なんだそうです。

まとめ

4GBのデータ通信をわずか90秒で完了する通信速度というのは、もはや自宅の光インターネットが低速に感じるレベルのスピード感ですね…。

日本への5G導入が一体いつになるのか詳細は明らかになっていませんが、大手3キャリアは今年中、楽天も来年には提供予定と総務省に話しているそうなので、このとんでも速度を味わえる日も近いのかも知れません。

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参考:THE VERGE

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