次期iPhoneのトリプルカメラの配置には意味がある
今年の秋に発売されると思われるiPhoneのデザインが様々なメディアからリークされています。
それらほとんどのリークに共通して見られる「背面の左上の大半をカメラレンズが占めているデザイン」にはどうやら理由があるようです。
カメラレンズの配置の理由は?
筆者は初めてこのトリプルカメラを見たときに「なんだこのダサいデザインは。どうせ偽のリークだろ」と考えたのを覚えています(今はだいぶ見慣れてしまいましたが)。
その後も同様のデザインが異なるメディアからリークされ、ついにはレンダリング画像まで公開されておりそのデザインはほぼ確定的と言えるでしょう。
なによりも私に「ダサい」と感じさせたのは、あまりにも大きすぎるカメラレンズとその出っ張り、さらに正方形で囲まれた中にアンバランスに配置された三つのカメラとフラッシュライトです。
ところが、この配置にはしっかりとした理由があるのではないかとForbesの著名な記者のGordon氏は述べます。
彼によると、Appleは次のiPhoneでカメラの大幅な進化を計画しており、そのためにはどうしても大きなカメラレンズを採用しなければなりませんでした。
しかし、それらは大きすぎるため今までのように垂直や水平に配置できるようなスペースが本体に確保できなかったのではと説明しています。
そもそもAppleはそれら三つのカメラレンズを連携させて使うため、有効に活用するにはお互いがそれなりに近い位置にあることが望ましく一直線に並べるのはあまり賢明ではありません。
逆に言えばこのデザインは、次のiPhoneが大きなカメラレンズを採用しており性能が大幅に進歩することを示唆していると言えるでしょう。
今のところはカメラ性能とデザインは共存できない
Apple自慢のiPhoneも最近はカメラ性能においては他者と比べそのランキングを下げつつあります。
秋の発表会で以前のように堂々とiPhoneのカメラ性能を誇るためにも、新しく三角形に配置されたカメラデザインは必要不可欠なのかもしれません。
それに加え、明らかにスマートなデザインではないカメラの出っ張りもカメラの性能を維持するために未だ存在しています。
そもそも、カメラの性能とデザイン、その二つを完璧に共存させることはどうやらしばらくはまだ難しいようです。
皆さんはこの新しいデザインについて賛成ですか?反対ですか?