AppleのCEOはユーザーがiPhoneに熱中することに危機感

AppleのCEOであるTim Cook氏は「TIME 100 Summit」に出席し人々がiPhoneに熱中しすぎている現状について警鐘を鳴らしました。
そして同社がスマホ中毒や人々の注意散漫について対策を始めていると話しました。
Tim Cook氏は日々増加するスマホ中毒に危機感
Tim Cook氏は「Appleは人々がiPhoneに縛られることを望んでいない」と言います。
しかし、現状は若者に限らず多くの人々が彼らのiPhoneやアンドロイドスマホに夢中になっています。
単に便利だからであったり、仕事やコミュニケーションや娯楽のためなどその目的は様々ですが電車で周りを見渡せば多くの人が手元を見つめているでしょう。
人と会話している時も気づけば手元のスマホを触っている人や食事・トイレなど場所や状況問わずスマホを触っている人は決して珍しくありません。
そして、1日に何十、何百という通知が手元のスマホに届く人も少なくありません。
実際、ここ数ヶ月はTim Cook氏も自分自身のiPhoneの通知をオフにしたと話します。
多くのシェアを得ているiPhoneを作っている会社のCEOがiPhoneに頭を悩まされているというのは興味深い状況です。
またAppleが以前スクリーンタイム(iPhoneの使用時間を計測しアプリの使用制限をかけられる機能)を発表した時もCook氏は「自分がこれほど長い時間、iPhoneに時間を費やしていたことに驚いた」と話していました。
今回の講演の中でも、彼は人々がアプリの通知を完全あるいは部分的にオフにし、アプリの利用時間も自分で管理することを強く推奨すると述べました。
私は自問しました。本当に一日何千もの通知を受け取る必要があるのか?
それらは自分の人生に価値を加え、私をより良い人にするようなものではありません。
同氏は人々がこれほどまでにスマホ中毒や注意散漫になることをAppleは望んでいなかったと話し、今後も人々がうまくスマートフォンと付き合えるように様々な改善を加えていくと説明しました。
また、私たち自身もAppleに対策を放りなげるのではなく、iPhoneが徐々に生活の時間を蝕む前に自分たちで気づき対策と改善を施す必要があるのでしょう。
まずは設定アプリにあるスクリーンタイムから自分のiPhoneに費やす時間をチェックしてみてはいかがでしょうか。