5Gの電波割り当てはドコモ・auが有利に ソフトバンクの5Gは「無制限」で挽回を目指す

投稿日:

by Amamin

総務省による5Gの周波数割り当てが決まりました。

ドコモとauに有利な割り当てがされ、ソフトバンクと楽天は周波数の幅が1枠少なくなる結果に。

総務省の資料をみると、ソフトバンクは5Gにあまり本腰を入れておらず妥当な判断だったように見えます。

しかしながらソフトバンクは総務省の結果に反論しつつ5G無制限プランについて触れ、ソフトバンクの5Gの魅力が他者に引けを取らないと力説しています。

総務省による5G周波数の割り当ての結果

28G3.7GHz帯及び4.5GHz帯の周波数はドコモとKDDIに2枠、ソフトバンクと楽天に1枠が割り当てられることになりました。

帯域幅が大きいほどに通信量を増やすことができるので、今後5Gの展開においてドコモやauには有利に、ソフトバンクと楽天は不利になります。

楽天は新規参入なので仕方ないのですが、ソフトバンクへの割り当て数が少ないのは妥当と言えるでしょう。

それもそのはず、ソフトバンクは設備投資額も5Gのカバー率もドコモやauと比べるとかなり低い数字となっています。

ドコモ

・設備投資額:7,950億円

・5G展開率:97%

au

・設備投資額:4,667億円

・5G展開率:93%

ソフトバンク

・設備投資額:2,061億円

・5G展開率:64%

楽天

・設備投資額:1,946億円

・5G展開率:56%

その結果、周波数割り当ての審査結果に大きな差が生じました。

ドコモやauが17〜18点をとる中で、ソフトバンクはなんと4.7点。この数字は楽天モバイル8.7点の半分程度です。

ソフトバンクの反論

ソフトバンクの宮川社長によると、「カバー率の少なさは1区画10km x 10kmで全国をメッシュ状に区切ったケースであって実用的ではない。」と反論。

「人口カバー率でみた場合2021年末には90%を超えることを目標としている。」と述べました。

さらに「5Gは無制限でないと良さを発揮できない。」とも述べ、事実上の無制限プランの存在を示唆しました。

5Gの無制限プランが日本でも展開されるとしたら、かなり胸熱ですよね…。


関連記事