Microsoft、Chromiumエンジンを搭載した新たなMicrosoft Edgeブラウザを公開

マイクロソフトがChromiumエンジンを搭載した新たなブラウザMicrosoft Edgeの最初のプレビュー版を公開しました。
Chromiumは世界ナンバーワンのシェアを誇るGoogle Chromeのブラウザエンジンとして有名です。
そもそもChromiumとは?Chromeとの違い
ChromiumとはWebブラウザのオープンソースプロジェクトの名称です。
つまりそのソースコードが世界中に公開されており、有志によってバグの修正と機能の追加が続けられているプログラムです。
そしてGoogle Chromeはこのソースコードを元にGoogleがいくつかの機能を付け加えて開発されたブラウザです。
そのためChromiumはGoogle Chromeの心臓部とも言えます。
Chromiumベースの新たなブラウザ Microsoft Edge
ここからが本題ですが、昨年の12月にマイクロソフトはこのChromeと同じエンジンであるChromiumを使って同社のブラウザであるMicrosoft Edgeを一から作り直すと発表し話題になりました。
そしてついに先日、そのプレビュー版が公開されたのです。
すでに同じエンジンを使っているGoogle Chromeが世の中にあるため、Microsoft Edgeの存在価値がイマイチ感じられない人もいるかもしれません。
実際に賛否もあるようですが、これを支持する人々が期待していることはGoogle ChromeとEdgeの長所を組み合わせた新たなオリジナルブラウザの誕生です。
例えば、Chromiumエンジンを使うメリットは、非常に種類が豊富なChrome向けの拡張機能を利用できる点やChromeがメモリを多く消費する代わりに提供している高速なサイトの読み込み速度などです。
そして実際に今回のプレビュー版でも速度の改善が体験できたという声が聞かれます。
また、他にもマイクロソフトは独自で新たなセキュリティ機能を追加しており、今後はタブ機能の強化やUIの差別化などを進めていく方針です。
Windows10のユーザーならダウンロード可能
現時点ではWindows10ユーザー限定ですが、プレビュー版のダウンロードがこちらのページから誰でも可能になっています。
しかし、これはまだ1つ目のプレビュー版であるため動作が不安定なブラウザになっており、専門知識がある方もしくは好奇心があまりにも強い方にのみお勧めします。
また、現時点ではWindows10のみの公開ですが、順次Windows8/Windows7/macOSに向けても公開される予定です。