欧州のYouTube潰し?1時間以内に過激なコンテンツを削除しなかったら数百億の制裁に

何かと欧州委員会から目の敵にされているGoogleですが、次の標的は「YouTube」のようです。
欧州議会の司法内務委員会で「過激なコンテンツであることが明らかになってから1時間以内に削除しない場合は世界売上げの最大4%の制裁金を課す」案が賛成多数で承認されました。
1時間以内に過激なコンテンツを削除する為のルールとは
この1時間ルールはニュージーランドで起きた乱射事件のような残虐な行為、及びテロ行為をYouTubeやSNSで拡散させないことを目的としています。
過激なコンテンツかどうかはEU当局によって決められ、過激とされた動画にはフラグが立ちます。
そのフラグが立つと、YouTubeのようなプラットフォームに連絡が行き1時間以内に削除する仕組みを整えないと制裁金が課せられるという訳です。
制裁金はプラットフォームの世界売上げの最大4%となっており、YouTubeやFacebookにとっては数百億円という巨額の金額になります。
またそのコンテンツは再度アップロードされても、再度掲載されない為の仕組みが必要とされています。
1時間以内となると、プラットフォーム側からEU当局に反論や質問をする時間はなく実質「連絡が来たら中身をチェックすることなくすぐに削除する」という仕組みが必要になります。
このような制裁を設けるとYouTubeやFacebookのような巨大なプラットフォームはともかく、新興SNSにとっては対応をとるだけのリソースはない為、今後EU域内でのイノベーションの芽を摘みかねません。
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