AirPowerだけじゃない!Appleが失敗して封印した4つの製品とは

今やiPhoneやMacで世界的な巨大企業となったApple、しかしその歴史の中には大失敗した製品(服とか)も多数存在し、ファンによって「黒歴史」として紹介される事もあります。
先日も以前から発売予定だったAirPowerが発売されずにお蔵入りとなったのですが、実は他にもそういった製品が多数存在しており、特に4つの製品が取り上げられていました。
Cellular MacBook Pro
2007年にAppleは、携帯電話回線を搭載したMacbook Proを開発しているとの噂があったものの、結局情報の公開も製品発表もないままに噂は時間とともに立ち消えてしまいました。
ところが、2011年にオークションサイトであるeBayにCellular MacBook Proのプロトタイプが出品され、Appleがプロトタイプを作るレベルまで開発していた証拠として話題になりました。
画面の右側に大きめの通信用アンテナが搭載されており、この中にはSIMカードスロットが搭載されているようで、携帯電話会社で契約したSIMを挿入する事でMac単体でインターネットに接続できるようになっていたそうです。
Apple QuickTake
iPhoneではスマホ業界トップレベルのカメラをリリースしているAppleですが、1994年にリリースしたデジタルカメラは大失敗に終わったそうです。
販売価格は749ドル(当時で約7万5千円)となかなかの高額モデルなのですが、オートフォーカス非搭載、保存枚数まさかの32枚という競合他社と戦うには貧弱な性能だったそうで、3つのラインナップがリリースされたもののごく短期間で販売が中止される事になったんだとか。
Pippin
Apple最大の失敗とも言われているApple製ゲーム機Pippin、世界一売れなかったゲーム機ハードとしても有名なのですが、このゲーム機はAppleと日本のバンダイ社と共同開発(Appleは乗り気ではなかったとの話も)される事となりました。
1996年に販売される事となるのですが、この頃日本にはすでにPlayStationやセガサターン、NINTENDO64がリリースされており、まったくシェアを獲得できずに撤退を余儀なくされたそうです。
Apple Newton
スマホなどの前身となっているPDA、AppleもApple NewtonというPDA端末を1993年から1998年にかけて開発・販売を行いました。
手書き文字を認識するという当時としては画期的な機能を搭載していたのですが、この機能の精度が非常に悪い上に他社製のPDAよりかなりゴツい形状で売り上げが伸び悩んでいたのですが、このタイミングで故スティーブ・ジョブズがAppleに復帰してApple Newtonプロジェクトを閉鎖させたそうです。
まとめ
iPhoneやiPad、MacやApple Watch、AirPodsなどで業界をリードする存在となったAppleですが、こうして失敗作を見ると多くの経験の積み重ねで今の製品が生まれてきたというのがよく分かりますね。
AirPowerは残念な結果になってしまいましたが、不振と噂のHomePodもこの失敗作たちの仲間入りにならない事を願うばかりです。