NVIDIAの画像作成ツールが凄い!落書きが写真になります

先月、半導体メーカーとして有名なNVIDIAが出した研究論文の中で驚きのツールが紹介されていました。
ニューラルネットワークを活用した画像作成ソフトで、ユーザーが適当に描いた落書きをかなりリアルな写真に変換してくれるものです。
ニューラルネットワークの活用で落書きが写真になる
説明の前にまずはデモの様子をご覧ください。
このようにNVIDIAが発表した落書きを自動的に写真に変換する画像作成ツールは、デモを見る限りではかなり高精度な働きをしているように見えます。
使い方も非常にシンプルになっており、まずユーザーは画面下部のオブジェクトから描きたいものを選択します。
例えばSnow (雪) を選ぶと雪山の絵を作ることも可能ですし、山や森、川や谷を描くこともできます。
他にも細い棒を描くと木の幹が生成され、そのまま上の部分を丸で囲みペイントツールで塗りつぶしを行うと木の葉を自動的に補完してくれ立派な木が完成します。

ツールから作られた写真の例
絵を生成するアルゴリズムには乱数も取り入れられているため、同じ絵からでも違う景色が生まれるようになっているのも特徴です。
現時点ではオブジェクト同士の境界線を完璧になじませることまでは成功しておらず、今後の課題の一つとなっているようです。
しかし担当するチームは遠くない将来に改善されると語っており、解決の目処は立っているようです。
また、このデモのようなリアルタイムで結果を反映するには専用のプラットフォーム上で実行する必要がありますが、将来的には一般家庭のCPUでも対応できるようにソフトを改良してく予定になっているようです。