Googleマップの提携が切れたゼンリンの株価がストップ安 MapFanの会社がGoogleと手を結ぶ
Googleマップがゼンリンのデータの採用を打ち切ったことでゼンリンの株価が一時ストップ安になり、終値は前日比16.7%安の2,473となりました。
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絶好調ゼンリンは風前の灯火…では無いそうですよ
実はゼンリンは売上げが613億円もあり、3期連続で増収増益と絶好調でした。
その矢先にGoogleマップの採用が打ち切られてしまった訳です。
これで業績が大きく落ちると思われ株価が大幅に下落したのですが、有価証券報告書を見る限りGoogle社からの売上げ比率はさほど高くなさそうです。
そのため実際の影響は軽微なのでは?という声もあります。
ゼンリン買いまくった。
— gon (@gompei_takumi) 2019年3月22日
そもそもデータ使用料分野は会社全体の売上比率でも特別多くないこと、しかもたかだか一取引先に切られたくらいだから影響軽微、なんならこれを機会にゼンリンのすごさがやっと世の中に知れ渡った、空売り増え過ぎてるから踏み上げ期待できると判断、来週から再来週目処で売る
Googleマップは完全なる自社製では無い
ゼンリンのデータ採用を打ち切って完全に自社マップに切り替えたように見えるGoogleマップですが、利用規約を見る限り「ゼンリンの地図データに基づいています」と書かれています。
どの程度かは分かりませんが、一部のデータを使っているのでしょう。
また使われているデータはゼンリンだけではなく、MapFanのインクリメントP社のデータも使われているようです。
となると、実際にはGoogleマップのデータはGoogleの自社データとゼンリン、インクリメントP社のデータが合わさったものなのかもしれませんね。
MapFan終了はGoogleマップ参加の布石だった?
Googleマップへデータを提供するインクリメントP社はあのMapFanの運営会社です。
そしてそのMapFanを2020年3月31日に終了すると先日発表がありました。
タイミングがタイミングですので、ひょっとしたらMapFanをが終了するのはGoogleマップと競合しない為のものだったのかもしれません。