Apple、Netflixへ対抗するための独自番組の一部が完成か

iPad Air、iPad mini、iMacが発売されてしまった今、今月25日にアップルの本社で行われるイベントではハードの発表は行われないでしょう。
その代わり彼らが注力するのは新しいサービスの発表、とりわけ新たなテレビ番組の紹介になるようです。その一部が既に完成したとのことです。
Appleの関心はハードよりもサービスへ
すでに新しいiPadとiMacの発表を終わらせたアップルは残るipod touchやAirPods2の発売もイベントまでの6日間のどこかで行うと考えられています。
そしてアップルがそれらの発表を早めてまで同イベントで強調したいのは、アップルオリジナルの番組ストリーミングサービスではないでしょうか。
20作品以上を発注済みで5作品が完成
The New York Timesは、アップルはすでに独自番組として20以上の作品を発注しており、そのうち5作品は撮影が完了していると報じています。
作品はミステリー、SFドラマ、コメディなど幅広いジャンルをカバーしているようです。他にも、アップルはスヌーピーのような子供向けアニメの制作にも関心を示しているようです。

昨年はセサミストリートと提携してプログラミング教育に取り組む
詳細は演者にも秘密に
興味深いことに作品の制作に携わるスタッフや出演者にも作品の詳細を明らかにしていないようです。
そのため、多くの出演者は自分が出ている作品がいつ、どこで、どのように公開されるのか知らずに撮影を終えたものもいるようです。
最近はすぐにリークされアップルの秘密主義も随分と緩くなったように思われがちですが、やはり今でも徹底した秘密主義の姿勢を崩してはいないようです。
まとめ
招待状に書かれた”It’s show time”という文言に相応しい魅力的な番組の発表が期待される今回の発表会ですが、アップルはすでにNetflixやAmazonプライムなどから大きな遅れをとっています。
果たしてこれらの作品がどれほど対抗できるのか、またアップル自身がここからどのように挽回していくのか注目が集まります。
余談ですが、アップルは独自番組の作品に登場するiPhoneやMacの描写について細かく指示を行なったという話があり、それらに注目してみるのも面白いかもしれません。