最強の日本語入力?iOS版「ターンフリック」のクラウドファンディングが登場
スマホの登場で劇的に早くなった日本語入力、ガラケーではできなかった「フリック」での入力は今や当たり前の存在となっており、ほとんどのiPhoneユーザーの方々が利用しているかと思います。
しかしAndroidには、「フリック」を超える「ターンフリック」と呼ばれる次世代の日本語入力システムがあるそうで、現在これをiOSに導入せんとクラウドファンディングがスタートしたそうです。
世界ではスワイプ入力
フリック入力のスピードはガラケーでの入力を圧倒的に超える速度ではあったのですが、世界ではキーボードをなぞって単語を入力するスワイプ入力が主流かつ最速の状態です。
しかし日本語は他の言語よりも文字数が多く、PCキーボード表示をスマホの画面内で再現するにはあまりにも狭く再現不可能な状態でした。
しかしAndroidの『アルテ日本語入力キーボード』には、このスワイプ入力を取り入れた次世代のフリック入力「ターンフリック」なるキーボードがあるのをご存知でしょうか?
基本システムはフリック入力なのですが、濁点・半濁点・小文字などの特定入力がフリック後のスワイプ動作で入力できるようになっており、フリック入力よりも素早い入力が可能となっています。
文章ではどうにもお伝えしにくいのですが、例えばフリック入力で「ぎ」と入力する場合は「き+濁音」の2入力が必要でしたが、ターンフリックなら「き」をフリック入力して左下の「濁点」マーク側へスワイプすれば「ぎ」と入力できるようになっています。
また同様に、「ゃゅょ」といった小文字を伴う拗音入力にも対応しており、「きょ」や「ぎょう」と入力する場合は1フリックからのスワイプ入力で完結するようになっています。
最初は慣れないかも知れませんが、フリック入力だって使い始めは慣れるまで時間がかかりましたし、ベースがフリック入力なのですぐに慣れて高速入力できるようになりそうですね。
現在このターンフリックはiOSキーボードアプリ『flick』への搭載が計画されており、クラウドファンディングサイト「Readyfor」にて「All or nothing形式」で50万円を目標に資金調達を行なっています。
より使用感や『アルテ日本語入力キーボード』での感想、資金支援を考えている方は下記URLより詳細を確認してみてくださいね。
まとめ
日本語の構造上、他言語よりも複雑な要素が多くてスワイプ入力は不可能だと考えられていましたが、こうした形で日本語にもスワイプ要素による高速入力ができるようになる、というのは興味を惹かれる企画かと思います。
フリック入力もかなり高速な入力方法だとは思うのですが、ターンフリックのような新しい入力方法にはなんだかワクワクさせられますね。