iPhoneが実質値上がり?端末と通信費用のセット割りを禁止する法案が閣議決定

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by maruuo

5日、端末の購入と引き換えに通信量を値引きするプランを禁止する「電気通信事業法の一部を改正する法律案」が閣議決定し国会に提出されました。

これにより夏頃には同法案が施行される見込みです。

高価なスマホiPhoneやGALAXY、Pixelに大ダメージか

端末と通信費用をセットにした割引は頻繁に機種変更するユーザーに恩恵がありますが、その負担はそれ以外の利用者が担っていました。

今回の法改正によって端末と通信費用が完全に分離され、利用者は「通信費用」のみでキャリアや格安SIMを比較できるようになります。

これによって適正な競争が行われ、携帯料金を引き下げることが総務省の狙いです。

しかしながらこれまでのセット割りが無くなることで、iPhoneやGALAXY、Pixelといった高価な機種は実質値上がりすることになりスマホ販売台数に大きな影響を与える可能性があります。

またスマホの部品製造には多くの日本企業が携わっているため、販売台数の減少によってこれらの企業の業績にも影響を与える見込みです。

各社の対応は…

ドコモ今年の4月から6月に分離プランを導入する予定です。これにより2-4割の値下げすると先日の決算発表で宣言しました。

auは「誰かが下げたら対応する」と述べており、ドコモと歩調を合わせる模様です。

一方、ソフトバンクは今年2月末から分離プランを導入しています。しかしながらソフトバンクは値下げをする予定はないようです。

その理由としてソフトバンクの子会社であるワイモバイルとLINEモバイルが既に格安スマホとして低価格競争を行っているから、とのことです。


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