新しいUSB規格「USB4」が登場 詳細は今年の夏頃発表か

USBの規格の標準化を行なっている団体であるUSBプロモーター・グループは先ほど新たなUSBの規格を発表しました。
新たなUSB規格の正式名称はUSB4となる予定です。
現時点で分かっている次世代USBの能力
従来はUSB 3.0のように「USB」と「3.0」の間に空白文字があるのが正式名称でしたが今回採用された規格名は「USB4」となり、間に空白文字をいれない表記が公式になるようです。
端子の形状は近年のMacなどにも採用されているUSB Type-Cと同じ設計になる予定ですが、転送速度や効率の改善が行われているようです。
機能向上に伴い、データを送るために必要なルールでもあるプロトコルは従来のものとは異なる新たな規格が採用されることが決まりました。
しかし、USB3.2や2.0との互換性も維持されており、速度は接続されたデバイスの能力に応じて最適に調整されるようになるようです。
まとめるとUSB4の特徴は以下の通りです。
- 従来のUSB Type-Cケーブルでも利用可能な2レーンでのデータ転送
- 新たなプロトコルの採用による効率的なデータ転送
- 対応ケーブルによる最大40Gbpsのデータ転送速度での動作
- USB 3.0、USB 2.0、Thunderbolt 3に対する後方互換
製品化は2021年を目処
これらの規格策定には Appleを含む50社以上の企業が参加しておりUSB4の仕様公表は2019年半ばに行われる予定です。
またそれに合わせてUSB Type-Cの仕様更新も行われるとのことです。
そして規格公表時期から考えてそれらが製品として市場に出回るのは2021年頃になるのではと予想されています。