Facebookがサードパーティアプリの個人情報をも買収していた事が判明
最近悪いニュースしか聞くことのなくなってきたFacebook、そのほとんどは個人情報収集などにまつわるモノがほとんどで、Facebookの利用を危険視する声も多いですよね。
しかしFacebookの利用をやめただけでは、もはやFacebookに個人情報を収集されるのを止められない段階まで来ているようです。
他社製アプリから買収
先日、Facebookとは何の関係もないiOSやAndroidの人気アプリが、ユーザーに知らせることなくFacebookへ個人情報を売っている事が明らかになりました。
この人気アプリがどのアプリなのかは明らかにされていませんが、「体重管理アプリ」「血圧管理アプリ」「月経管理アプリ」など身体データに関するアプリである事が分かっています。
またそれらのデータは、アプリ側でFacebookを利用したログインをしているか、していないかに関わらず収集・売買されていたとの事。
この事を調査したセキュリティ専門家によれば、数千万ダウンロードされている人気アプリ11個がこの件に関わっており、特にユーザーに知らせる事なく使い始めてから数秒でFacebookへデータ送信を行なっている模様。
こういったアプリは初回起動時に「このアプリは入力された情報をサーバーに送信します」的な注意文が出るものの、どこのサーバーに情報を送っているのか明記するようAppleやGoogleに求められていません。
つまり今回の件は、アプリをストアで公開する条件を満たした上でFacebookに情報を売られていた、という事になります。
Facebookはこの件で「Facebook上の広告のパーソナライズや市場調査のため」にこのデータを使うと話しているそうですが、最近の一連の動きを見る限り本当かどうかはわかりません。
今後無料の優良アプリでどこから収入を得ているかわからない場合は、入力したデータを売って収益化していると危険視する必要があるのかも知れません。