新たに音声テック企業を買収したAppleが描くSiriの未来とは

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by しんや

先日Appleが音声アプリの開発を行なっているPullstring社を買収していたことが明らかになりました。

今月の頭にはSiriの開発を牽引してきたビル・ステイシャー氏が退社しており、AppleのSiri開発は転機を迎えているのかもしれません。

そして今回、音声テック企業Pullstring社を買収したAppleはどのようなSiriの未来を思い浮かべているのか解説したいと思います。

Pullstring社とは

今回Appleが買収したPullstringはアメリカのサンフランシスコに拠点を置くスタートアップ企業で、元々はお話をするおもちゃの開発などを行なっていました。

また、音声アプリ開発のための開発環境も整えており、そのデベロッパーツールはAmazonやGoogleからも採用されているほどです。

Google Home(左)とAmazon Eco(右)

同社の音声認識の技術は高く評価されておりベンチャーキャピタルからの評価額は1億6000万ドル(170億円)となっています。

しかしながらその高い技術とは裏腹に売上げが伴わず、そこにAppleが手を差し伸べた形になりました。

Appleが買収したことで音声でデバイスを操作するための技術を得られるほか、デベロッパー向けの開発ツールも充実することが予想されます。

Siriの向かう先は

リリース当時は酷評されていたSiriですがここ数年でAlexaやCortanaを超えるレベルにまで成長してきました。

推定1億6000万ドルもの価格でPullstring社を買収したAppleは、Siriのどんな未来を描きながら開発を進めているのでしょうか。

CarPlayの強化

Pullstring社の買収したことによって強化されるSiriの恩恵がもっとも大きいのはCarPlayでしょう。

CarPlayはアップルが車向けに開発しているオペレーティングシステムです。

iPhoneと接続することで音楽再生や道案内などiPhoneの機能が利用できるようになっています。

しかし、運転中にディスプレイの操作をすることは当然危険行為なので、Siriによる音声操作が高精度で充実していれば運転手のストレスは大きく減ることになります。

つまり、Siriの強化が直接ユーザー体験の改善に繋がるでしょう。

Apple WatchやAirPodsの利便性向上

また、Apple WatchやAirPodsなどの体に身に着けるているデバイスでSiriが利用できるのは大きなメリットです。

というのも、iPhoneは便利ですがいちいちカバンやポケットから取り出すのは面倒に感じる場面もあります。

長文のメールを打つならともかく、簡単なメッセージの確認やメモの作成、予定の確認などはSiriを使った方が煩わしさがありません。

その時に身につけているApple WatchやAirPodsから操作できることが増えれば更に便利になるのは間違いないでしょう。

また、それだけでなくApple WatchやAirPodsから操作できるアプリが増えればそれだけ可能性が広がるので、Pullstring社が培ってきた音声アプリの開発ノウハウを活かせるのではないでしょうか。

噂されているARグラスへの搭載

Image Credit : Newsy

Appleは以前からVRよりもARに強い関心を向けており、ARグラスの開発を続けていると噂されています。

AppleがこれほどにSiriを強化するのは、音声操作がメインとなるARグラスに対応するという狙いもあるのかもしれません。

まとめ

音声操作は本当に便利な機能なのですが、初めてSiriが登場してからもうすぐ10年が経ちそうな今でも十分な精度には到達していません。

そのため、Siriができることもまだまだ少なくSiriから得られる情報も多くありません。

この中途半端な完成度のため、Siriを使うことは多くの場面でむしろユーザーのストレスになっており多くの人がSiriを使わない原因になっているでしょう。

今回の企業買収がAppleのSiri開発を大きく前進させることに期待しましょう。

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 ソフトバンク民は見ない方がいいかも。最終的に全然違うよ。

参考:MacRumors

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