Apple、iOSのアップデートで純正電源アダプタが使えなくなったと訴えられる

安物のサードパーティー製の電源アダプタやLightningケーブルを使おうとすると、エラーが出て使えないなんて話は聞きますが、純正のアダプタでこの現象が起きたとして裁判が起こされました。
しかもきっかけはiOSのアップデートとのことなんですが、そんなことが本当にありえるんでしょうか。
iOSのアップデートで充電しようとするとエラーが出るように
カリフォルニアに住むMonica Emersonは、今週Appleに対して集団訴訟を起こしました。
Emarnonさんの訴えによると2016年9月に購入したiPhone 7に同梱されている電源アダプタが2017年10月頃から使おうとすると「このアクセサリは使用できない可能性があります」というエラーが表示され使えなくなったとのこと。

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単純に電源アダプタが壊れただけなのではとも言えるのですが、Emarnonさんは「iPhoneの充電が正しく行われないよう、拒否するするような特別な設計・プログラムがされた」iOSのアップデートがリリースされた為だと主張しているんです。

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Appleは過去、バッテリーが劣化している場合に突然のシャットダウンが起こらないようパフォーマンスを落としていたことをユーザーに告げずにアップデートで適応していたことで非難を浴びたこともありますし、そういう主張をしたくなるのも分からなくはありません。
Emarnonさんはこれによって自身ならびに他に何千人もの人が新しい電源アダプタを購入することを余儀なくされ、総請求額は500万ドル(約5億5千万円)を超えたと考えてるとのこと。
そんな馬鹿な…と思ってしまいますが、訴訟はEmarnonさん一人ではなく、集団訴訟であることを考えると少なくとも同じような症状に見舞われた人が少なくとも大勢いるということなんですよね。
もし本当にそんなことがあるなら少なくともネットでも大きな話題になって、もっと誰もが知る話になると思うのですが、少なくとも筆者はそのような話は聞いたことがありません。
このニュースを伝えているMacRumorsによれば、仮に純正の電源アダプタを使っていたとしても、ケーブルも純正品もしくはMFi認定品を使っていたかどうかは分からないとのこと。
さすがに裁判まで起こしていて実はケーブルは未認定品のサードパーティー製でした…なんてオチはないと思いますが、裁判の詳細が明らかになったらまたお伝えしたいと思います。
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