マイクロソフトがYouTubeでOffice2019を酷評、その狙いは?

投稿日:

by しんや

マイクロソフトがMicrosoft Officeに関するいくつかのマーケティングキャンペーンを開始しました。

その中で最も印象的だったのはOffice2019とOffice365を競わせる動画をご紹介します。

Office2019がいかに遅れているのか強調するものとなっています。

Office 2019 vs Office 365

動画内ではまず、双子の男性が登場します。彼らはそれぞれOffice 2019と365のパワーポイントを使い調査結果を発表するためのプレゼン資料を作成しようとしています。

Wordでスピード勝負

まずはWordでの作業について。

就職活動の一環なのか、動画内の二人はMicrosoftのOffice365とOffice2019を使って3つの項目をこなすスピードを競っています。

  1. 履歴書の編集
  2. 技能の入力
  3. リクルーターへの送信

同時に作業を始めるもののあっと言う間に差が開きます。

結果はOffice 365を使用している黒服の男性の圧勝でした。

Office 2019を使う白いシャツの男性は黒服の男性が3つ目の仕事を終えてもまだ一つ目のタスクを実行しています。

暇を持て余した黒服の男性は終いには料理まで始める始末。

Excelでスピード勝負

同じような広告はエクセルでも行われています。

勝負する項目はアメリカ50州の3つの項目を埋めることです。

  1. アメリカの州都の入力
  2. 人口
  3. 最も大きな都市

勝負を開始します。冒頭から笑顔になるOffice365を使う男性。

やはりExcelの勝負でも勝ったのはOffice365の方でした。Office 2019は1つめの項目すらまだ終えていません。

Wordの男性同様、こちらの男性も暇になったのか縄跳びをしています。

Office365が圧勝した理由を副社長が解説

マイクロソフトの副社長が話したOffice 365の説明もみてみましょう。

Those apps keep getting better over time, with new capabilities delivered every month.

(中略)and it doesn’t have the amazing AI-powered capabilities that come with Office 365.

これらのアプリは時間と共に良くなり、毎月新たな機能を提供できます。

(中略)そして、Office 2019はOffice 365にあるような素晴らしいAIの助けを得られません。

Office 365のメンテナンスや新機能の追加の容易さを強調しており、ここでもOffice 365を推しています。

それにしても、自社の製品(しかもOffice 2019は最新の製品)をここまで酷評するのはあまり他の企業ではお目にかかれません。Microsoftの目的は何なのでしょうか。

動画の狙いは?

リリース時期などを考慮すると副社長が言及していたAI機能を今のOffice2019に付けることは難しいことではなかったでしょう。

それをあえてせずに差別化を図り、さらには複数の広告でOffice 365が優れていると印象付けてまでユーザーに購入してもらいたい理由はその集金方法の違いにあるのではないかと考えられます。

料金を比較すると、支払いが最初の一回のみのOffice 2019は約250ドルですが、Office 365は月額最低でも8.25ドルです。

これはもしもユーザーが2年半の間Officeを使えば同じ価格になる計算です。

Officeソフトを2年半で買い換える人はそれほど多くないと思われるので、この支払い方法の違いはマイクロソフトにとっては大きな違いになるでしょう。

マイクロソフトとしては自社の最新製品を酷評してでも月額課金を望んでいるようです。

関連記事:iPhoneで定期購読(月額課金)を確認・解約する方法|支払い方法の変更も

参考:Microsoft

関連記事